音楽生成AI「Suno AI」は、誰でも簡単にプロレベルの楽曲を制作できる革命的なツールです。しかし、本当に理想的な楽曲を生成するには、AIに的確な指示を与える「プロンプト」の書き方が重要になります。
この記事では、Suno AIを使いこなすためのプロンプト作成テクニックを、基本的な書き方から上級者向けの応用テクニック、日本語楽曲制作のコツまで包括的に解説します。実際のプロンプト例も豊富に掲載していますので、すぐに実践できる内容となっています。
目次
Suno AIプロンプトの基本原則
Suno AIで高品質な楽曲を生成するには、まず基本的なルールを理解することが大切です。画像生成AIや他の生成AIツールと同様に、Suno AIにも効果的なプロンプトを作成するための原則があります。
具体的かつ簡潔に
プロンプトが長すぎたり抽象的すぎるとAIが戸惑います。必要な要望を明確に短く伝えることが重要です。
音楽的キーワードを盛り込む
「ロック」「EDM」「piano」「female vocals」「energetic」など、ジャンル・楽器・雰囲気を示す単語をきちんと入れましょう。
歌詞は自分で指定
AI任せだと意味不明な歌詞になることも多いです。欲しい歌詞があるなら部分的にでも提示すると効果的です。
著作権に配慮
アーティスト名は避けて、「funky dance pop with groovy bassline」などのスタイル表現で雰囲気を伝えましょう。
初心者向けアドバイス
最初は「元気なロック曲」や「しっとりしたピアノバラード」など、ざっくりした狙いから始めてください。慣れてきたら細かいキーワードを増やしていくと、より理想に近い楽曲を生成できるようになります。
効果的なプロンプト作成の5つのコツ
1 ジャンル・テーマ・テンポ・キーを具体的に伝える
プロンプトでは、どのような曲にしたいか明確に伝えることが最も重要です。具体的なジャンルやテーマ、テンポ、キーなどを言語化して指定しましょう。
// 良いプロンプト例
「夏に聞きたいアップテンポなJ-POP、120 BPM、明るい雰囲気」
「ゲーム実況のオープニングに使える、エネルギッシュなロック曲」
「夜ドライブに合うシティポップ、90 BPM、少しローファイな質感」
2 複数の要素を組み合わせて独創性を出す
Suno AIで生成する曲のジャンルやスタイルは一つに絞る必要はありません。むしろ複数のジャンルや特徴をミックスすることで、オリジナリティの高い楽曲を狙えます。
ジャンルの組み合わせ | 効果 |
---|---|
J-Pop + Jazz | キャッチーさと洗練された雰囲気を両立 |
Rock + Orchestral | 荘厳でドラマチックなサウンド |
Chill Hip-hop + Retro Game | 懐かしくも新しい、遊び心ある楽曲 |
3 メタタグ(構成タグ)で曲のパートを明示する
歌詞入力時に[Verse]や[Chorus]など構成タグを活用すると、AIに曲の構成を明確に指示できます。タグは半角の角括弧で記載します。
// 構成タグの使用例
[Verse]
朝日が昇る新しい一日
可能性広がる未来
[Pre-Chorus]
不安も希望も抱きしめながら
一歩ずつ前へ進もう
[Chorus]
飛び出そう 夢の向こうへ
迷わずに進むよ
4 音節やアドリブを活用する
歌詞入力時に、「la la la」や「(Yeah!)」などを入れることで、アドリブ感のあるより自然な歌声になります。
リズミカルなフレーズ
- 「na na na」
- 「ba ba ba」
- 「oh oh oh」
感情表現・アドリブ
- 「(Whispered)」
- 「(Yeah!)」
- 「(Come on!)」
5 何度も試行錯誤する
理想の曲を作るために最も重要なのは、プロンプトを何度も調整して試すことです。一度で完璧な曲ができなくても、諦めずに試行錯誤しましょう。
段階的アプローチ:
- 「明るいポップス」からスタート
- 「アコースティックギターメイン」を追加
- 「夏の海辺をイメージ」で雰囲気を指定
- 「中間テンポ、やさしい歌声」で詳細化
楽曲構成タグ完全リスト
Suno AIで楽曲の構成を明確に伝えるために使用できる構成タグ(メタタグ)の完全リストです。これらのタグを適切に使用することで、AIが楽曲の流れを理解し、より自然な楽曲を生成できます。
セクション名 | 意味・説明 |
---|---|
[Intro] | 楽曲の導入部分。イントロ |
[Verse] | 日本では「Aメロ」と呼ばれる部分 |
[Pre-Chorus] | サビに導くセクション(日本では「Bメロ」) |
[Chorus] | 日本では「サビ」と呼ばれる部分 |
[Post-Chorus] | サビの直後のセクション |
[Bridge] | 日本では「Cメロ」と呼ばれる部分に近い |
[Hook] | サビとほぼ同義だがよりカジュアルな表現 |
[Solo] | 楽器のソロ演奏となる部分 |
[Guitar Solo] | ギターソロ専用の指定 |
[melodic interlude] | 間奏 |
[Break] | 休符やブレイク |
[Shout] | シャウト、叫び |
[Outro] | 楽曲の最後の部分 |
[Fade Out] | フェードアウトで曲の終わり |
構成タグ使用のコツ
- タグは必ず半角の角括弧 [ ] で囲む
- 歌詞と歌詞の間を区切りたい場合は、改行だけでなくスペースも入れる
- セリフやナレーションは [Voice(Narration)] または「」で囲む
- 複数のバリエーションを試して最適な構成を見つける
ジャンル・スタイル指定の実践テクニック
Suno AIで理想的な楽曲を生成するには、適切なジャンルとスタイルの指定が欠かせません。ここでは、主要なジャンル別のキーワードと効果的な組み合わせ方を詳しく解説します。
ポップ & ロック系
J-pop: 日本のポップミュージック、キャッチーなメロディ
City pop: 80年代日本のポップ、おしゃれで都会的
Anime song: アニメソング、元気で明るい雰囲気
Indie rock: オルタナティブで自由な表現
Pop punk: キャッチーなメロディと疾走感
Shoegaze: 夢幻的な雰囲気とエフェクトギター
エレクトロ & ダンス
EDM: ダンス向けエレクトロニック
House: 4つ打ちリズム、クラブミュージック
Techno: 高速で機械的なビート
Trance: メロディアスで幻想的
Dubstep: 重低音ベースとリズミカルビート
Lo-fi: チルでリラックスした雰囲気
ヘヴィミュージック
Metal: 重厚なギターリフと力強いボーカル
Hard rock: 歪んだギターサウンド
Punk rock: シンプルで速いビート、攻撃的
Post-rock: 楽器主体で映画的な壮大さ
Math rock: テクニカルで変拍子多用
ヒップホップ & R&B
Hip-hop: ラップとビートの組み合わせ
Trap: 808ベースとハイハット特徴
R&B: ソウルフルなボーカルとリズム
Neo soul: モダンなソウルミュージック
Rap: リズムに乗せた語り口調
ジャンル組み合わせの実例
// 効果的な組み合わせ例
「Jazz meets EDM, smooth saxophone, electronic beats」
「Acoustic Pop with Orchestral elements, emotional vocals」
「Retro Synthwave meets J-Pop, nostalgic and upbeat」
「Chill Hip-hop with Lo-fi aesthetics, relaxing vibes」
感情・ムード表現の完全ガイド
楽曲の感情的な表現を効果的に伝えるためのキーワード集です。これらの表現を適切に組み合わせることで、より意図した感情を楽曲に込めることができます。
ポジティブな感情
- Joyful: 喜び、楽しい
- Energetic: エネルギッシュ
- Uplifting: 元気を与える
- Inspirational: インスピレーション
- Romantic: ロマンチック
- Peaceful: 穏やか、平和
- Dreamy: 夢見心地
落ち着いた感情
- Calm: 穏やか、静か
- Mellow: 穏やかで柔らか
- Atmospheric: 雰囲気的
- Chill: リラックス
- Smooth: 滑らか
- Heartfelt: 心に響く
- Soothing: 癒し
ダーク・メランコリック
- Melancholic: 憂鬱、切ない
- Dark: ダーク、暗い
- Mysterious: 神秘的
- Aggressive: 攻撃的、力強い
- Epic: 壮大
- Dramatic: ドラマチック
- Emotional: 感情的
テンポ・リズム表現
スピード
- Slow tempo (ゆっくり)
- Medium tempo (中程度)
- Fast tempo (速い)
- BPM指定 (120 BPM など)
リズム感
- Groovy (グルーヴィー)
- Bouncy (弾むような)
- Syncopated (シンコペーション)
- Driving (推進力のある)
音響的特徴
- Powerful (力強い)
- Infectious (伝染する)
- Anthemic (賛美歌的)
- Melodic (メロディアス)
感情表現の組み合わせテクニック
複数の感情キーワードを組み合わせることで、より繊細で複雑な感情表現が可能になります:
// 効果的な感情表現の組み合わせ
「Melancholic yet uplifting, nostalgic atmosphere」
「Energetic and joyful, with romantic undertones」
「Dark and mysterious, but ultimately inspirational」
「Calm and peaceful, with dreamy ethereal qualities」
楽器指定で音楽的表現力を高める
特定の楽器を指定することで、楽曲の方向性やサウンドを明確に定義できます。楽器の組み合わせ方や指定方法を理解して、より豊かな音楽表現を実現しましょう。
カテゴリー | 楽器名 | 音楽的効果・特徴 |
---|---|---|
弦楽器 | Acoustic Guitar | フォーク、バラード、カントリーに最適。温かみのある音色 |
Electric Guitar | ロック、ポップス、メタルに使用。パワフルで表現力豊か | |
Bass Guitar | 低音域を支える。リズムセクションの要 | |
鍵盤楽器 | Piano | クラシックからポップスまで幅広く対応。感情表現豊か |
Synthesizer | エレクトロ、ポップで多用。現代的でクリエイティブ | |
Electric Piano | ジャズ、ソウル、R&Bに最適。ヴィンテージ感 | |
管楽器 | Saxophone | ジャズ、ロマンチックな雰囲気。表現力豊か |
Trumpet | ジャズ、スウィング、シティポップ。明るく華やか | |
Flute | 柔らかく透明感のある音色。癒し系に最適 | |
弦楽アンサンブル | Strings | 感情を強調、ドラマチックな表現に効果的 |
Orchestra | 壮大で豊かなサウンド。映画音楽的 | |
リズム楽器 | Drums | リズムとビートの基本。楽曲の骨格 |
Percussion | アクセントやグルーヴを追加 |
楽器組み合わせの基本パターン
- アコースティック編成:
Acoustic Guitar + Piano + Strings - ロックバンド編成:
Electric Guitar + Bass + Drums + Vocals - ジャズ編成:
Piano + Saxophone + Bass + Drums - エレクトロ編成:
Synthesizer + Electronic Drums + Bass
ボーカル指定のバリエーション
- 性別・人数:
male vocals, female vocals, choir, duet - 歌唱スタイル:
emotional vocals, powerful vocals, soft vocals - 特殊指定:
A Cappella, whispered vocals, shouted vocals - スケール:
solo, band, orchestra
楽器指定の注意点
- ポジティブ指定: Suno AIの楽器指定は基本的にポジティブ要件です。ピアノを指定しても他の楽器も使用される可能性があります
- 除外指定: 特定の楽器を除外したい場合は、有料プランの「Exclude Styles」機能を使用する必要があります
- バランス: あまり多くの楽器を指定しすぎると、音が混雑する可能性があります
- ジャンルとの整合性: 指定する楽器がジャンルと合致するか確認しましょう
日本語楽曲制作の専門テクニック
Suno AIは日本語での楽曲制作に対応していますが、より自然で美しい日本語楽曲を作るには、特別なコツがあります。発音、文字表記、構成など、日本語特有の注意点を詳しく解説します。
日本語プロンプトの基本原則
日本語でのプロンプト作成では、曲のテーマやスタイル・テイストをできるだけ明確に詳しく伝えることが重要です。以下の要素を組み込んでみてください:
- テンポ指定: アップテンポ、ミディアム、スローテンポ
- ボーカル特徴: 力強い、優しい、エモーショナル
- 楽器構成: アコースティックギター、ピアノ、シンセサイザー
- 日本の楽曲スタイル: J-POP、J-ROCK、演歌、アニソン
- シーン設定: 夏をイメージした、落ち着いた雰囲気の
- 感情表現: 爽やか、切ない、力強い
日本語歌詞作成の3つのコツ
1. 楽曲構成を意識して書く
一般的な楽曲構成(Verse→Pre-Chorus→Chorus→Bridge→Outro)に沿って歌詞を書きましょう。
// 構成例
[Verse]
初めて見たあの日のこと
まだ心の奥に残ってる
[Pre-Chorus]
近づくたびに鼓動が速くなる
この気持ちは止められない
[Chorus]
君が好きだと伝えたくて
夜空に願いをかけるよ
2. 発音が紛らわしい助詞はローマ字で書く
助詞「は」や「へ」など、読み方が複数ある文字は正確な読み方でローマ字表記しましょう。
助詞 | 正しい読み方 | ローマ字表記 |
---|---|---|
私「は」学生です | わ | 私「wa」学生です |
学校「へ」行く | え | 学校「e」行く |
本「を」読む | お | 本「wo」読む |
3. 読み方が複雑な漢字はひらがなで書く
読み方が複数ある漢字や特殊な読み方をする熟語は、ひらがなで入力すると正確に処理されます。
読み方が複数ある漢字
- 「明日」→「あす」または「あした」
- 「今日」→「きょう」または「こんにち」
- 「大人」→「おとな」または「だいにん」
特殊な読み方の熟語
- 「雪崩」→「なだれ」
- 「時雨」→「しぐれ」
- 「紫陽花」→「あじさい」
日本の楽曲スタイル指定一覧
日本の楽曲スタイルを指定すると、日本語の歌詞がより自然にフィットします:
スタイル | 特徴・適用場面 |
---|---|
J-POP | 日本のポップミュージック。キャッチーで親しみやすい |
J-ROCK | 日本のロックミュージック。エネルギッシュで力強い |
演歌 (Enka) | 哀愁漂う伝統的な歌謡曲。情感豊か |
歌謡曲 (Kayokyoku) | 昭和時代のポピュラー音楽。懐かしい雰囲気 |
アニソン (Anison) | アニメの主題歌や挿入歌。明るく印象的 |
ボーカロイド (Vocaloid) | 合成音声を活用した音楽。現代的でユニーク |
ヴィジュアル系 (Visual Kei) | 派手なメイクと衣装が特徴のロック |
シティポップ (City pop) | 80年代の都会的で洗練された音楽 |
日本語楽曲制作の注意点
- 発音の自然さ: AIは完全に自然な日本語発音・イントネーションを再現できない場合があります
- 商用利用: 楽曲を商用利用したい場合は、有料プラン(ProまたはPremier)への加入が必須です
- 歌詞の指定: 日本語歌詞を生成してほしい場合は、プロンプトに「歌詞は日本語で」を明記しましょう
- 調整機能: 不自然な箇所がある場合は、ブラウザ版の調整機能で微調整を行いましょう
上級者向けプロンプトテクニック
基本的なプロンプト作成に慣れてきたら、より高度なテクニックを使って独創的で質の高い楽曲を目指しましょう。海外のクリエイターや専門家が開発した実践的なテクニックを紹介します。
AIツール連携テクニック
Suno AI単体ではなく、他のAIツールと連携することで、より効果的なプロンプトを作成できます。
ChatGPT/Geminiとの連携例
// Geminiへの指示例
SunoAIで生成する音楽のStyle of Musicに入力するプロンプトを作ってください。
条件:
・Custom ModeかつInstrumental
・「音楽配信番組」テーマ
・文字数制限:120文字以内
・出力項目:ジャンル、ムード、楽器
連携のメリット: 歌詞や構成アイデアを他のAIで作成し、それをSuno AIに貼り付けると、より明確かつ魅力的な曲になりやすくなります。
上級メタタグテクニック
基本的な構成タグに加えて、より細かい音楽的表現を可能にする高度なタグテクニックです。
高度なタグ | 効果・用途 |
---|---|
[ambient:5] | アンビエント要素を5秒間挿入。Lyrics の [Intro] 前に配置 |
[Voice(Narration)] | セリフ、ナレーション、語りの指定(成功率約80%) |
[Call and response] | コール&レスポンス形式の歌唱 |
[Percussion Break] | パーカッション専用のブレイク |
[Big Finish] | 盛大なフィニッシュ |
音響効果とアトモスフィア指定
楽曲に特殊な音響効果や環境音を追加するテクニックです。確実性は100%ではありませんが、ユニークな表現が可能になります。
環境音・効果音
- 「crowd cheering」(歓声)
- 「thunder rumbling」(雷鳴)
- 「rain sounds」(雨音)
- 「ocean waves」(波音)
- 「city nightlife」(都会の夜の音)
音響処理指定
- 「reverb-heavy」(リバーブ多め)
- 「lo-fi production」(ローファイ質感)
- 「crystal clear」(クリスタルクリア)
- 「vintage analog sound」(ヴィンテージ)
- 「no distortion」(歪み無し)
プロンプト順序の最適化
プロンプト内の要素の順序が楽曲生成に与える影響について、実際の検証結果に基づくテクニックです。
プロンプト順序の重要性
- 1-10番目: 効果が安定して反映される
- 11-15番目: 徐々に効果が低下
- 16番目以降: ほぼ無視される可能性が高い
// 効果的なプロンプト順序例
1. ジャンル指定(最重要)
2. テンポ・BPM
3. 主要楽器
4. ボーカルスタイル
5. 感情・ムード
6. 音響的特徴
7. 追加楽器
8. 特殊効果
レイヤード・プロンプティング
複数の楽曲を段階的に制作し、それらを組み合わせて最終的な楽曲を完成させるテクニックです。
ステップ1: ベースとなるトラック(リズム+ベース)を生成
ステップ2: メロディーレイヤー(主旋律+和音)を追加
ステップ3: ボーカルトラックを重ねる
ステップ4: エフェクトやアレンジ要素を最終調整
上級テクニック使用時の注意
- 実験的要素: これらのテクニックは公式ドキュメントにない実験的手法です
- クレジット消費: 複数回の試行が必要になる可能性があります
- 結果の不確実性: 毎回同じ結果が得られるとは限りません
- 基本の徹底: 上級テクニックより、まず基本をしっかり身につけることが重要です
実践的なプロンプト例集
実際に効果的だったプロンプト例を、ジャンル別・目的別に整理しました。これらを参考に、自分なりのアレンジを加えて理想の楽曲を目指しましょう。
J-POP・ポップス系
爽やかな夏のJ-POP
Style of Music:
Upbeat J-Pop, summer vibes, acoustic guitar, bright and cheerful, 120 BPM, female vocals
歌詞例:
[Verse]
青い空に白い雲が踊ってる
君と歩く海岸線
[Chorus]
夏の想い出 きらめいて
永遠に続いていくよ
感動的なバラード
Style of Music:
Emotional J-Pop ballad, piano-driven, strings, heartfelt male vocals, slow tempo, inspirational
歌詞例:
[Verse]
遠い日の約束を胸に
歩き続けた道のり
[Bridge]
涙の向こうに見えた光
それが僕らの希望だった
ロック・メタル系
エネルギッシュなロック
Style of Music:
Energetic rock, driving guitar riffs, powerful drums, anthemic vocals, 140 BPM, rebellious spirit
メロディック・メタル
Style of Music:
Melodic metal, orchestral elements, soaring vocals, guitar solos, epic and dramatic, symphonic
シティポップ・ローファイ系
80年代シティポップ
Style of Music:
80s City Pop, smooth jazz fusion, saxophone, electric piano, nostalgic and sophisticated, urban nights
歌詞例:
[Verse]
ネオンの街を抜けて
君と過ごした夜
[Chorus]
都会の風が頬を撫でてく
あの日の思い出と共に
チルローファイ
Style of Music:
Chill lo-fi hip hop, mellow beats, vintage synthesizers, relaxing atmosphere, study music vibes
特殊用途・BGM系
ゲーム実況オープニング
Style of Music:
Energetic gaming music, electronic rock, catchy hooks, fast tempo, exciting and uplifting
動画BGM(感動系)
Style of Music:
Cinematic orchestral, emotional piano, strings, inspirational and uplifting, perfect for storytelling
作業用BGM
Style of Music:
Ambient study music, soft piano, minimal beats, focused and calm, concentration-enhancing
ワールドミュージック系
ラテン・ボサノバ
Style of Music:
Smooth bossa nova, acoustic guitar, gentle percussion, romantic and sophisticated, Brazilian vibes
フォーク・アコースティック
Style of Music:
Acoustic folk, fingerpicked guitar, harmonica, storytelling vocals, warm and intimate, campfire vibes
プロンプト例の活用方法
- ベースとして使用: これらの例をベースに、自分なりの要素を追加・変更してください
- 複数要素の組み合わせ: 異なるジャンルの要素を組み合わせて独創的な楽曲を目指しましょう
- 段階的改善: 最初はシンプルに、徐々に詳細を追加していく方法が効果的です
- 実験を恐れない: 予想外の組み合わせから素晴らしい楽曲が生まれることもあります
よくある問題と解決策
Suno AIを使用していると、思い通りの楽曲が生成されない場合があります。ここでは、よくある問題とその解決策を詳しく解説します。
楽曲生成でよくある問題
問題:イントロを作らない
原因: 構成タグの指定不足
解決策: 歌詞の最初に[Intro]タグを明確に記載し、イントロ用の歌詞や「la la la」などを追加
問題:曲が勝手に終わる
原因: 歌詞が短すぎる、または終了の指示が曖昧
解決策: 十分な歌詞量を用意し、[Outro]や[Fade Out]で明確に終了を指示
問題:歌詞を歌わない
原因: インストゥルメンタル設定がON、または楽器指定が強すぎる
解決策: Instrumentalトグルを確認し、ボーカル指定(male vocals, female vocals)を明記
問題:1番と2番でメロディが違う
原因: 構成タグの使い方が不適切
解決策: [Verse 1], [Verse 2]として明確に分け、類似の歌詞構造を維持
日本語楽曲特有の問題
問題:発音が不自然
原因: 助詞の読み方間違い、漢字の読み方が複雑
解決策:
- 助詞「は」「へ」「を」をローマ字表記(wa, e, wo)
- 読み方が複雑な漢字はひらがな表記
- 文節間にスペースを入れて区切りを明確化
問題:日本語歌詞が生成されない
原因: 日本語指定が不明確、英語プロンプトが強すぎる
解決策:
- プロンプトに「歌詞は日本語で」を明記
- J-POP, J-ROCKなど日本のジャンル指定
- Write with Suno機能で「日本語で」を条件指定
品質向上のためのテクニック
プロンプト改善方法
- 段階的に要素を追加する
- ジャンル指定を最優先にする
- 相反する要素を避ける
- プロンプトの順序を最適化する
- 文字数制限を意識する
試行錯誤のコツ
- 複数バリエーションを生成
- 部分的な修正から開始
- 成功パターンを記録
- 異なる時間帯に再試行
- 他のユーザー事例を参考
効果的な再生成戦略
1. 基本要素の見直し: ジャンル、テンポ、楽器構成を再確認
2. 段階的修正: 一度に大幅変更せず、要素を一つずつ調整
3. 対照実験: 成功例と失敗例を比較して差異を特定
4. 時間的戦略: 連続生成より時間を空けた方が良い結果が得られる場合も
問題解決の基本姿勢
Suno AIは確率的に動作するため、同じプロンプトでも毎回異なる結果が得られます。以下の点を念頭に置いて取り組みましょう:
- 完璧を一度に求めず、段階的改善を心がける
- 失敗も学習の一部として捉える
- 他のユーザーの成功例を参考にする
- AIの限界を理解し、後編集も視野に入れる
まとめ:Suno AIプロンプトマスターへの道
この記事では、Suno AIを使った効果的な楽曲制作のためのプロンプトテクニックを包括的に解説してきました。基本原則から上級テクニック、日本語楽曲制作の専門知識まで、実践的な内容を詳しくカバーしました。
学習の要点整理
基本技術
- 具体的かつ簡潔なプロンプト作成
- 音楽的キーワードの適切な使用
- 楽曲構成タグの活用
- ジャンル・感情表現の指定方法
- 楽器指定とボーカル設定
応用技術
- 日本語楽曲制作の専門テクニック
- 上級メタタグと音響効果
- AIツール連携手法
- プロンプト順序の最適化
- 問題解決とトラブルシューティング