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外壁塗装の塗料選びと特徴、価格比較 - 住宅ノート
10 min

外壁塗装の塗料選びと特徴、価格比較

外壁塗装のリフォームを考える際には、塗料の種類や耐久性、価格の違いが気になることでしょう。本記事では、各種塗料の特徴やおすすめメーカーについても解説します。外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

外壁塗料の種類とその特性

選び方によって耐用年数は変わる

外壁の塗料の選択によって耐用年数は大いに変わります。素材や性能の種類は豊富で、耐久性を保つ選択をしないと、塗り替えや修復が早まることもあります。

特に、「ひび割れ」はモルタル外壁でよく見られる問題で、この修繕を怠ると雨水が浸透し、下地を痛める可能性があります。また、サイディングの外壁では「チョーキング現象」など、塗料が劣化して白い粉が出ることもあります。

これらの問題は、外壁の塗り替えが必要になる場合が多いです。セメントモルタル、鉄、アルミ、木材、コンクリートなどの素材は、塗料による皮膜形成で腐食や劣化を防いでいます。

風雨に晒される外壁は、我が家を保護する大切な部分です。大切な建物を保全するためにも、どの塗料を選ぶかは重要なポイントです。適した塗料の選び方について確認しましょう。

人気選択の外壁塗料:「シリコン」と「ラジカル」

外壁塗装の中で最もよく用いられる塗料は、「シリコン塗料」と「ラジカル塗料」です。

「シリコン塗料」が長い間人気でしたが、近年では「ラジカル塗料」もその人気を持ち合わせ、両者がトップの座を争うほどです。

一方、「アクリル塗料」は安価ではありますが、現在は外壁の塗り替えにはほとんど用いられていません。除去や建て替えの予定がない限り、この塗料は推奨されません。

外壁塗料の主要9種:耐用年数と施工費用の比較

以下に、主要な外壁塗料とそれぞれのメンテナンス周期、リフォーム費用をまとめた表を示します。

塗料耐用年数施工価格(㎡)おすすめの理由
アクリル3〜8年1,000〜1,800円/㎡施工費を安く抑えたい場合
ウレタン5〜10年1,700〜2,500円/㎡施工費を安く抑えたい、剥がれている箇所を補修したい
シリコン7〜15年2,300〜3,500円/㎡コスパの優れた塗料を使いたい、長年使われている塗料を使いたい、結露対策をしたい
フッ素12〜20年3,500〜4,800円/㎡高級な塗料を使いたい、塗装の頻度を減らしたい、家を長持ちさせたい
ラジカル8〜16年2,200〜4,000円/㎡リーズナブルで高性能な塗料を使いたい、最新の塗料を使いたい
セラミック(断熱/遮熱)10〜25年2,300〜4,500円/㎡ (天然石調にする場合:5,000〜14,000円/㎡)光熱費を削減したい、夏場の外からの熱を軽減したい、意匠性の高い外観を望む
光触媒10〜20年3,500〜5,500円/㎡日当たりのよい家に住んでいる、外壁の手入れの頻度を減らしたい
無機10〜25年3,500〜5,500円/㎡耐久性の高い塗料を使いたい、防火性の高い外壁を望む
ナノテク10〜15年2,300〜4,500円/㎡外壁のカビや藻の発生を防ぎたい、燃えにくく環境に優しい塗料を使いたい

これから外壁の塗料を選ぶ際、各塗料の耐久性と価格の違いを明確に理解し、リフォームにかかる費用だけでなく、何年間その家に住み続けるか、または何年ごとに塗り替えのメンテナンスが必要かを考慮し、コストパフォーマンスの高い選択をすることが重要です。

それぞれの塗料について、おすすめのメーカー品も紹介しますので、参考にしてみてください。

1. アクリル塗料の特徴、価格、おすすめ商品

「アクリル塗料」はその名の通り、主成分がアクリル樹脂で構成されています。この塗料は軽く、何度も塗り重ねるのが容易です。また、明るい光沢が特徴で、色を鮮やかに表現できるため、調理家電や自動車の上塗りに頻繁に用いられます。

アクリル塗料は非常に安価なものの、寿命が3〜8年と短めで、維持のために頻繁に塗り替える必要があります。そのため、現代の外壁メンテナンスにはあまり適していないとされています。

アクリル塗料の1㎡あたりの費用

アクリル塗料の価格は、1㎡当たり1,000〜1,800円と最も安い塗料です。頻繁に塗り替えが必要な箇所には、この塗料が非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。

アクリル塗料のおすすめ製品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
日本ペイント オーデグロス水性1液艶有り〜艶消し全対応この商品は内外装共に適しています。美しい光沢があり、さらに防藻・防カビ機能も備えた高性能なアクリル塗料です。
関西ペイント アレスアクアグロス水性1液艶有り/7分艶/5分艶/3分艶全対応コンクリート、モルタル、スレート板などの内外装に適用できます。塗膜が厚く、光沢も優れた仕上がりが特徴です。

2. ウレタン塗料の特徴、価格、おすすめ商品

ウレタン塗料は、主成分としてウレタン樹脂を使用しています。柔軟な素材であるため、密着性が高く、細部や曲面への塗布が可能です。そのため、ゴルフボールの塗装などにも使われるほどです。

モルタル、鉄、アルミ、コンクリートの外壁との相性が良く、伸縮性がある製品もあるため、木材にも使用可能です。また、剥がれにくく耐用年数が5〜10年という点も特徴です。ただし、光沢感が特徴的なため、仕上がりを重視する方は注意が必要です。

ウレタン塗料の1㎡あたりの費用

ウレタン塗料の施工費用は、1㎡あたり約1,700〜2,500円となっています。10年周期での塗り替えを考えている方にとっては、コストパフォーマンスの高い塗料と言えます。

ウレタン塗料のおすすめ製品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
日本ペイント 水性ファインウレタンU100水性1液艶有り〜艶消し全対応この製品は、日本ペイントの人気商品「ファインウレタンU100(弱溶剤2液型)」を環境に優しく改良した塗料です。透湿性が高く、防藻・防カビ性も備えています。
エスケー化研 クリーンマイルドウレタン弱溶剤2液艶有り/7分艶/5分艶/3分艶全対応この製品はウレタン樹脂と、汚れに強いセラミック成分を配合したハイブリッド塗料です。どんな旧塗膜にも密着し、塗り替えや一時的な補修にも役立ちます。

3.「シリコン塗料」の特徴・価格・おすすめ商品

シリコン樹脂が主成分の「シリコン塗料」は、全体的な家の維持費を大きく削減するのに効果的な高いコストパフォーマンスを誇る塗料です。そのため、「どの塗料を選ぶべきか迷ったら、シリコンを選べ」というアドバイスをする塗装業者も多くいます。

良好な耐久性、耐水性、コストのバランスに加え、使用期間が約7〜15年と長持ちすること、そして透湿性が高く結露が発生しにくいことが、その人気の秘密です。

シリコン塗料の1㎡あたりの費用

シリコン塗料の施工費は1㎡あたり約2,300〜3,500円です。比較的低価格で、かつ長持ちする塗料を求める方には最適な選択肢です。

シリコン塗料の推奨商品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
エスケー化研 クリーンマイルドシリコン弱溶剤2液艶有り/7分艶/5分艶/3分艶に対応汚れが付きにくいセラミックが配合されたシリコン樹脂ベースのハイブリッド塗料。様々な素材に対応可能で、耐用年数は12〜15年。
日本ペイント パワーオーデフレッシュSi水性2液艶有り〜艶消しすべてに対応水性2液型の塗料で、高い耐候性と防水性を備え、汚れが付着しにくい塗膜を作ります。建物を長期間保護します。

4.「フッ素塗料」の特徴・価格・おすすめ商品

フッ素樹脂を使用した「フッ素塗料」は、高い耐熱性と耐寒性を持ち、あらゆる気候に適応できます。また、その耐用年数は非常に長く、12〜20年とされています。しかし、費用が高いため、一般的な住宅では外壁よりも面積の小さい屋根にのみ使用されることが多いです。

紫外線や酸性雨に強く、汚れが付いても雨で洗い流される性質から、長期間メンテナンスフリーでいられます。これらの特性から、陸橋、鉄塔、高層ビルなどの塗装にも適しています。

フッ素塗料の1㎡あたりの費用

フッ素塗料の施工費は1㎡あたり約3,500〜5,000円とやや高価です。商品により価格は大きく変わりますが、2,000〜2,500円程度で施工できるものもあります。初期費用は必要ですが、長期間住む予定の建物で、塗り替えの頻度を減らしたい場合には適しています。

フッ素塗料の推奨商品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
日本ペイント ファイン4Fセラミック弱溶剤2液艶有り/7分艶/5分艶/3分艶に対応フッ素とセラミックを組み合わせた超高耐久塗料で、どのような下地でも塗装が可能です。また、バイオ技術を用いて藻やカビの発生を防ぎます。
エスケー化研 水性弾性セラタイトF水性2液艶有り/7分艶/5分艶に対応水性2液型のフッ素×セラミックハイブリッド塗料で、排気ガス等の汚れが付きにくく、外壁の美しさを長期間維持します。

ここまで、「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の合成樹脂を主成分とした塗料について紹介しました。次に、これらのウレタンやシリコンなどを組み合わせて作られた「最新のハイブリッド塗料」について解説します。

5.「ラジカル塗料」の特徴・価格・おすすめ商品

「ラジカル塗料」は、従来の塗料でよく見られたチョーキング現象の発生を抑制するために開発され、2012年に販売が開始された新型塗料です。「高耐候酸化チタン」や「光安定剤」などの主成分が塗膜の劣化・変色を防ぎます。

各製品には、アクリル・シリコン・フッ素など、それぞれ異なる合成樹脂が配合されています。耐用年数は8〜16年となっています。

ラジカル塗料の1㎡あたりの費用

ラジカル塗料の施工費は、1㎡あたり2,200〜4,000円程度です。従来のシリコン塗料と同程度の価格帯、フッ素塗料と同等の耐久性を持つため、外壁塗装の主力塗料となりつつあります。

ラジカル塗料の推奨商品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
日本ペイント ファインパーフェクトトップ弱溶剤1液艶有り/7分艶/5分艶/3分艶に対応日本初のラジカル塗料で、水性1液型塗料『パーフェクトトップ』から進化した、油性のラジカル塗料です。様々な素材に適用可能で、防カビ機能のオプションも提供しています。
エスケー化研 エスケープレミアムシリコン水性1液艶あり/5分艶(半艶)/3分艶に対応特殊なハイブリッドシリコン樹脂をベースにしたラジカル制御型塗料で、14~16年という長期間の耐用年数を誇ります。紫外線(UV)や水分による塗膜の劣化も防ぎます。

6. セラミック(断熱/遮熱)塗料の特性、価格、おすすめ製品

セラミック塗料とは、セラミックが含まれた塗料を指します。セラミック塗料には主に以下の3つの特性があります。

セラミックビーズが熱を遮断し、断熱や遮熱の効果をもたらします。

高い親水性により外壁が汚れにくい「低汚染性」を有します。

陶磁器の素材を吹き付けることで「石材調のデザイン」を表現できます。

塗料の耐用年数はおおよそ10〜20年ですが、これは塗料の成分、具体的には合成樹脂の種類によります。例えば、セラミックとシリコンが配合された塗料よりも、セラミックとフッ素が配合された塗料の方が耐久性が高いです。

断熱塗料と遮熱塗料はそれぞれ異なる特性を持ちます。断熱塗料は日光を取り込みつつ、室内と室外の熱の行き来を防ぎ、冷房や暖房の効率を向上させるのが特徴です。一方、遮熱塗料は太陽の光を遮り、自然光の熱をカットします。これにより夏場は涼しく感じますが、冬場には室内の温度が下がる可能性があります。

セラミック塗料の代表的な商品である『ガイナ』は、遮熱と断熱の両方の効果を発揮します。これにより、暑い日差しを遮りつつ、一年を通して室内環境を快適に保つことが可能となります。

セラミック(断熱/遮熱)塗料の1㎡あたりの費用

セラミック配合塗料の施工費用はおおよそ2,300円〜4,500円/㎡です。断熱・遮熱効果が高い『ガイナ』の場合、3,500〜4,500円/㎡程度となります。一方、石材調のデザインにしたい場合、施工には手間がかかるため、約5,000〜14,000円/㎡の費用が必要となります。

セラミック(断熱/遮熱)塗料のおすすめ製品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
日進産業 GAINA(ガイナ)水性1液艶消し『ガイナ』は、多くのリフォーム実例で用いられる人気製品です。宇宙ロケットの打ち上げ時の超高温に耐えられる技術を応用した塗料です。
日本ペイント ニッペ パーフェクトセラミックトップG水性2液艶あり〜艶消し対応ラジカル制御技術を誇る『パーフェクトシリーズ』に、セラミックハイブリッド技術を取り入れた耐候性の高い水性2液型塗料です。フッ素塗料以上の高い耐久性と優れた防火性を備えています。
アペティー アトモス水性--天然石調の豪華な外壁に仕上げることができます。吹き付け材による施工で、深みのある色・風合いの外観を実現します。多孔質なホタテの貝殻が配合されていて、湿気を吸収&放出しながら湿度を調節します。

7. 光触媒塗料の特性、価格、おすすめ製品

光触媒塗料は、白色顔料である酸化チタンを使用した塗料です。酸化チタンは、紫外線が当たることで化学反応を起こし、壁面の汚れを分解します。光触媒塗料の特徴として、約10〜20年の長寿命と、雨水によって自然に汚れを洗い流す能力があります。しかし、紫外線や雨が少ない場所では効果を発揮しにくく、また、白色顔料を主成分としているため、濃い色の外壁には適していません。

光触媒塗料の1㎡あたりの費用

光触媒塗料の塗装には、おおよそ1㎡あたり3,500〜5,500円の費用が必要とされています。費用は高いものの、掃除の手間や塗り替えの頻度が軽減されることを考慮すると、維持管理が容易な優れた塗料と言えます。

光触媒塗料のおすすめ製品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
ピアレックステクノロジーズ ピュアコート水性水性1液5分艶以下の下地への塗装を推奨高耐久なフッ素樹脂をベースにした光触媒コーティング材。壁についた汚れを雨水が洗い流す超親水タイプ。
オプティマス オプティマスホワイトペイント水性1液艶消し白い外壁を美しく保つことができ、汚れを自然に落とす光触媒機能を持つ。オプティマス社の塗料製造技術を活用し、ひび割れに強く耐候性のある外壁に仕上げる。

8. 無機塗料の特性、価格、おすすめ製品

無機塗料は、酸化鉄や酸化亜鉛などの無機顔料を主成分とする塗料です。シリカ(二酸化珪素)やアルミナ(酸化アルミニウム)なども使用されることがあります。石や陶磁器などの自然の風合いを再現することができます。無機塗料は紫外線や化学物質に強く、色あせにくい特性を持つ一方、施工には専門的な技術が求められ、施工費が高くなることがあります。

無機塗料の1㎡あたりの費用

無機塗料のリフォーム費用は、おおよそ1㎡あたり3,500〜5,500円となります。長期的に見ると、この塗料は非常に長持ちすることから、費用面でも効率的といえます。

無機塗料のおすすめ製品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
関西ペイント アレスダイナミックMUKIマイルド弱溶剤2液艶あり/5分艶(半艶)/3分艶対応ラジカル制御技術を使用し、高い耐候性を持つ無機塗料。柔軟性があり、強く外壁を保護します。サイディング、コンクリート、モルタル、鉄、木部など、多種多様な素材に塗装可能です。
エスケー化研 スーパーセラタイトF水性1液艶あり/5分艶(半艶)/3分艶対応コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、GRC板など、多様な素材に適用できる塗料。無機とフッ素を融合した塗料で、臭いがなく体に優しい水性塗料です。

9. ナノテク塗料の特性、価格、おすすめ製品

ナノテク塗料は、水性塗料の一種で、アクリルシリコン樹脂が配合されています。従来の塗料では石油系の原料から生成される合成樹脂が用いられ、これがCO2の排出を増加させる問題がありました。それに対して、ナノテクノロジーを活用し、アクリルシリコンという合成樹脂の含有量を最小限に抑えたものが「ナノテク塗料」です。これにより、CO2の排出を抑制し、地球温暖化を緩和する効果が期待されています。また、シックハウス症候群の予防、防火性の向上、防カビ性の確保、そして雨水による自己洗浄性能を持つことから、外壁の耐久性を向上させることができます。耐用年数も10~15年と長いです。ただし、ナノテク塗料を扱える業者が少ないため、見つけるのに手間がかかるかもしれません。

ナノテク塗料の1㎡あたりの費用

ナノテク塗料のリフォームには、大体1㎡あたり2,300〜4,500円の費用が必要とされています。比較的低価格なため、適切な業者を見つけることができれば、一つの選択肢として考慮する価値があります。

ナノテク塗料のおすすめ製品

商品名水性/溶剤1液/2液つや詳細
水谷ペイント株式会社 ナノコンポジットW防藻+水性1液艶消し世界初のナノテクノロジー塗料として開発された『ナノコンポジット』シリーズ。特に、防藻性能が強化された『ナノコンポジットW防藻+』は、外壁に付着した藻類の成長を抑制します。
菊水化学工業 ナノペイント水性1液艶消し国内で初めてシリカを使用した塗料を開発したメーカーで、その独自の技術により『ナノペイント』シリーズを製造。塗膜の表面は水に親和性があり、自己洗浄機能を持つため、白い外壁も長期間綺麗に保つことができます。

塗料の基本概念:分類と特性を理解する

塗料について深掘りしてみましょう。塗料の主成分や水性と油性の違いなどについて詳細に触れていきます。

塗料は主に以下の4つの成分で構成されています

①顔料

色付けに使用されます。ただし、透明な色でサイディングなどを塗装したい場合に用いられる「クリア塗料」には顔料は含まれません。

②合成樹脂

塗料の耐久性を決定します。シリコンやフッ素などが例として挙げられます。

③希釈剤(水性/油性)

顔料や合成樹脂を溶かし、塗りやすくするためのもので、水やシンナーなどが含まれます。

④添加剤

特殊な機能を追加します。防腐剤、乾燥剤、艶を調節する艶消し材、密着性を上げる湿潤剤、粘度を上げるタレ止め剤などがあります。

塗料を選ぶ際には、「合成樹脂」や「水性/油性」の違いを理解すると、安心して選べます。

合成樹脂の種類:アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素

「合成樹脂」は塗料選択の鍵となる要素で、塗料の耐用年数や品質を大いに左右します。

合成樹脂には4つの主な種類があり、それらはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の順に耐久性が高くなります。よく、「シリコン塗料は良い」とか、「フッ素塗料は長持ちする」と言われますが、これらは合成樹脂の耐久性の差を示しています。

ハイブリッド塗料とは?

「ハイブリッド塗料」は高機能な外壁塗料の一種で、異なる特性を持つ複数の成分を混合・組み合わせるものを指します。

先に紹介した「ラジカル塗料」や「セラミック塗料」などは、シリコンなどの合成樹脂と独自の成分をハイブリッド化(混合)して作られています。例えば、シリコン樹脂とセラミック素材の両方の特性を生かした「シリコン+セラミックハイブリッド塗料」などがあります。

水性塗料と油性塗料の違い

水性塗料と油性塗料は、塗装時に使用する希釈剤(薄め液)が異なります。水性塗料には水が、油性塗料にはシンナーなどの有機溶剤が使用されます。

長年にわたり、油性塗料の方が耐久性があるとされ、外壁塗装には「油性塗料」が選ばれてきました。しかし、シンナーの強烈な臭い、引火性、環境への影響などから、臭いや刺激を抑えた「弱溶剤型」の油性塗料や環境に配慮した「水性塗料」の開発が進められています。

近年では、「油性塗料」「水性塗料」のいずれもが、長寿命で外装に使用しやすい商品が増えています。

1液型と2液型の違い

水性塗料と油性塗料には、それぞれ「1液型」と「2液型」の2種類があります(ただし、市場に出回っている水性塗料の大部分は1液型の製品です)。

「1液型」は施工が容易で、対照的に「2液型」は取り扱いが難しく、専門的な業者に限られますが、1液型よりも質が高く、塗れる素材の範囲も広いのが特徴です。つまり、同じ油性のシリコン塗料であっても、1液型より2液型の方が塗装対象を選ばず、耐久性も高いということです。

1液型の塗料でも耐久性のある製品は多いのですが、もし何か疑問点がある場合は、リフォーム業者に確認してみると良いでしょう。

艶の有無について

外壁塗料には艶(つや)の有無を選ぶことが可能で、そのパターンは「艶消し(マット)/3分艶/5分艶(半艶)/7分艶/艶あり(光沢度が7分以上)」の5種類があります。

艶がある方が長持ちするという説を聞いたことはありませんか?多くの製品は、元々光沢度が70%以上ある「艶あり」塗料です。これに「艶消し材(艶調整材)」という添加剤を混ぜることで光沢を抑えることができますが、この艶消し材を使用すると、塗料の耐性が若干低下する傾向があります。

しかし、「艶消し」塗料として初めから製造されている水性塗料も多く、この場合は耐久性が落ちる心配はありません。ただし、艶を追加することはできないため、必然的に光沢がないデザインになります。

塗装の仕上がりがどの程度艶を持つべきかは、あらかじめイメージしておくと良いでしょう。

まとめ

外壁塗装の成功を左右する大切なポイントは、塗料の選び方にあります。それぞれの塗料は独自の特性と適用範囲を持っているため、あなたの家に最適なものを選ぶことが重要です。

塗料の主要成分や、こちらの記事で紹介してきた塗料の特徴や要素を理解し、あなたのニーズに合わせて最適な塗料を選ぶことが、外壁塗装の成功につながります。

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