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【初心者向け】シャドーイングの効果とは?正しいやり方や音源の選び方を紹介

ユーザー

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英会話がなかなか上達しない...
英会話の効率的な学習方法はないかな?
よく聞くシャドーイングって効果があるの?

英会話を学習する中で、このような悩みや疑問をお持ちの方も多いと思います。

英語スキルは進学や仕事の幅を広げ、海外旅行などもさらに楽しめるようになるため、なるべく早く・効率的に身につけたいですよね。

そこで本記事では、英語学習に効果的なトレーニングの1つ「シャドーイング」について詳しく解説します。

シャドーイングの正しいやり方から、初心者向けの注意点もまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。

シャドーイングとは?

シャドーイングとは、お手本となる英語音声を聞きながら、すぐ後から追いかけるように真似して発声する練習方法です。

すぐ後ろを影(shadow)のように追いながら発音するため「シャドーイング」と呼ばれています

英語学習で重要な「聞く」と「話す」を同時に訓練することで、効率良く英会話のレベルを向上できる点が特徴です。

お手本となる音源を聞いてすぐに発声するため、正しいアクセントやリズムを覚えやすく、自然な英語が身につくメリットがあります。

シャドーイングで得られる効果

優れた練習方法として知られるシャドーイングですが、具体的にはどのような効果があるのでしょうか?

以下にシャドーイングで得られる4つの効果を紹介します。

リスニング力が上がる

シャドーイングには、リスニング力向上の効果があります。

音源に対して「聞く」「話す」2つのプロセスをたどるため、英語特有のリズムやイントネーション、スピード感へ効率良く慣れることができるためです。 

リスニングには、以下の大きく2つのスキルが必要と言われています。

リスニングに必要なスキル

引用元:パタプライングリッシュ

シャドーイングでは、特に「音声知覚」を集中的に鍛えることが可能です。

その結果「音声理解」に脳の機能を多く使えるようになり、リスニング力の向上につながります。

発音の矯正ができる

シャドーイングには、英語の発音を矯正する効果があります

お手本の音源と一緒に何度も発声することで、自然と正しいの発音やアクセントの習得が可能です。

身近なところでは、カラオケで「ガイドボーカル」を使って練習すると、音の区切り方や音程をより原曲に近づけて歌えるようになりますよね。

また1つひとつの単語の発音に加えて、単語同士の音のつながり「リエゾン」捉えられるようになります

リエゾンの例 : thank you → サンクユー× サンキュー○

英語のリズムや強弱を身につけられる

シャドーイングには英語特有の「リズム」や「強弱」を身につける効果もあります。

日本語と異なる点として、英語には以下の発音ルールがあります。


種類
発音ルール
内容語名詞、形容詞、動詞など語彙的な意味を持つ単語強く遅く発音
機能語be動詞、前置詞、接続詞など語彙的な意味を含まない単語弱く早く発音

日本語に慣れた私たちにとって、発音を強調する部分とそうでない部分の差によって「英語は速く聞こえる・聞き取りづらい」と感じるのかもしれません。

また話す側に立った際も、リズムや強弱がないとカタカナ読みをしたような起伏のない発音となり、相手にも会話が伝わりづらくなってしまいます。

シャドーイングで正しい発音を繰り返し真似ることによって、徐々にネイティブに近いリズムや強弱を身につけられるでしょう。

語彙・表現方法を増やせる

発音やリズムだけでなく、語彙や表現方法を増やせる点も特徴です。

シャドーイングの音源には「日常会話」「ニュース」など、さまざまなシチュエーションを想定したものがあります。

ネイティブで用いられる文脈やニュアンスを繰り返し体験することで、教科書的な知識にとどまらない英語力を身につけられるでしょう。

はじめは単語の意味を調べたり、流れを理解するのも大変かもしれませんが「この単語や表現はこういう場面で使えるんだ」と気づきが蓄積されることで、英会話の幅も広がります

【初心者向け】シャドーイングの正しいやり方

シャドーイングは効果的な練習方法ですが、初心者の方は実際にどう取り組めばいいか迷ってしまいますよね。

練習効果を最大限得るためには、正しい方法・手順で取り組むことが大切です。

そこで、以下にシャドーイングの正しいやり方を5つのステップに分けて紹介します。

ステップ①自分に合った音源を選ぶ

シャドーイング用の音源を用意する際は、自分の興味やレベル合った音源を選ぶことが大切です。

「早く英語力を高めたい!」と難しい音源に挑戦する気持ちも重要ですが、はじめはシャドーイングを継続することを意識してみましょう。

初心者の方は以下の点を参考に選んでみてください。

音源選びの基準

シャドーイングは、継続することで徐々に効果を実感できます。

まずは興味のあるテーマで、内容は「少し簡単かな?」と感じるものを選んでみましょう。

音源のスピードについていけないと感じたら、ギリギリついていける範囲で再生速度を調整してみましょう

ステップ②音源を聞きながら内容を理解する

まずは音源の英文を聞き取りながら、自身の内容を理解していきます。

はじめは内容を把握するのが難しいかもしれませんが、知らない単語や表現の意味を調べながら英文全体の流れを掴みましょう。

英文を理解する工程がおろそかになると、記憶の定着も弱くなってしまいます。

この時点で内容が難しすぎると感じた場合は、音源のレベルを見直しましょう

ステップ③スクリプトを見ながら実践

全体の内容を理解したら、スクリプトを見ながらシャドーイングを実践していきます。

スクリプト=音源を書き出した文章のことです

このステップでは、音源を聞いて理解しきれなかった部分を中心に確認しましょう。

実際に発声しながら、お手本の音声と文章の単語を一致させていくことにより、英文を正確に理解できるようになります。

また、練習中は自身の音声を録音しておきましょう。

ステップ④録音を聞き返して反復練習

次に録音した自分の音声を聞き、改善点を分析しながら反復練習進めます。

音源と比べて発音がずれていないか、リズムに不自然さはないか確認してみましょう。

録音は自分の声を客観的に聞くことで、シャドーイング中に気づけない細かな課題を発見できる点がメリットです。

はじめは自分の声を聞くのが恥ずかしく感じるかもしれませんが、この反省と改善が上達への近道ですので、ぜひ録音練習に取り組んでみましょう。

違和感を感じた部分をリストアップし、1つひとつ「音源とどうちがうか」理解できるとさらに効果的です

ステップ⑤スクリプトなしで練習する

最後にスクリプトを見ずに練習していきます。

この段階ではスクリプトを読む「目」に頼っていた比率を「耳」へシフトするイメージで行います。

はじめは音声を追いかけることも難しく感じますが、徐々に英語のフレーズが脳に定着し自然と発声できるようになります。

録音で探り出した反省点を中心に、発音が難しい箇所は部分的な練習も取り入れてみましょう。

シャドーイングの音源はどう選ぶ?

シャドーイングでは、音源選びも練習の効果に大きく影響します。

しかし英語の音源は世の中に溢れており、何を基準に選べばいいか迷ってしまいますよね。

そこで音源選びのポイントを以下に3つ紹介します。

目的に合ったものを選ぶ

音源は、自身の目的に合わせたものを選びましょう。

以下の例をあげますので、参考にしてみてください。

目的別の選び方

いきなりレベルの高い教材を選んだり、目的とは系統が異なる音源を選ぶと練習効果が実感しづらく、モチベーションの維持が難しくなります。

目的に合わせて、自分が取り組みやすいと感じる音源から選んでみましょう。

初心者は1分以内のものを選ぶ

初心者が音源を選ぶ際は、なるべく1分以内基準に選んでみましょう。

なぜなら、シャドーイングは反復練習で効果を発揮するため、はじめは短い音源を繰り返し取り組むと効率がよいためです。

長めの音源を選ぶと、初心者は英文を理解するまで時間がかかったり、内容を理解しないまま暗記だけで補おうとして練習効果が下がる可能性もあります。

たとえ短い音源でも、英語の特有のリズムや語彙、表現方法など学習のポイントがたくさん含まれています

集中して耳と頭をフル活用するためにも、まずは短めの音源で練習を繰り返しましょう。

発音が聞き取りやすいものを選ぶ

音源はなるべく音質が良く、正確な発音やアクセントが聞き取りやすいものを選びましょう。

シャドーイングでは正しい英語音声を脳に蓄積させることが重要ですので、インプットする音源の質は非常に大切です。

英語のリスニングに慣れていない方は、まずは聞き取りやすく作られたシャドーイング用の教材から選んでみるのもよいでしょう。

再生速度の調整やリピート再生がしやすいアプリなど、聞き取りやすい環境も整えましょう。

シャドーイングをする際の注意点

英語学習にシャドーイングを取り入れるうえで、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

以下に3つの注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは基礎英語力をつける

シャドーイングは効果的な練習方法ですが、英語を聞き取りながら発声するため難易度の高い方法でもあります。

基礎的な単語力やリスニング力がないまま取り組むと、練習も思うように進まず結果的に遠回りをしてしまいます。

特に英会話初心者の方は、しっかりと基礎英語力を固めてからシャドーイングを取り入れましょう。

しばらく英語に触れていない方は、基礎的な中学英語レベルからの復習もおすすめです。

スクリプトを見すぎない

練習中はスクリプトを見すぎないように注意が必要です。

シャドーイングでは聞き取った英語を理解しながら発声することで、リスニング力や正しい発音が身についていきます。

スクリプトに頼りすぎると曖昧な単語も文章を読むことで補えてしまうため、最大限の効果を得ることが難しくなります。

ただ文章を読み上げるのではなく、練習の先には相手と会話・コミュニケーションがあることを意識しましょう。

音源を毎日変えない

音源は毎日変えず、1つの音源が身につくまで繰り返し練習しましょう。

シャドーイングでは、何度も繰り返し練習することで英語音声が脳に定着していきます。

音源を聞いて自然と意味を理解できる状態が理想ですが、そのためにはある程度の反復回数を重ねることが欠かせません。

新しい音源に挑戦する場合は、今練習している音源が完璧になったと感じる段階を基準にしましょう。

まとめ

本記事ではシャドーイングの正しい練習方法や取り組む際の注意点について解説してきました。

今回のポイントは以下のとおりです。

シャドーイングは、継続することでリスニング・スピーキングの力を底上げできる優れた練習方法です。

ぜひ今回の内容を参考にシャドーイングを取り入れ、最短で効率良く英会話スキルを身につけましょう。

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