石川県金沢市にある「尾山神社」は、歴史と自然が調和する心癒される空間です。
夫婦円満や恋愛成就のご利益でも知られ、四季折々の美しい景色をはじめ、和漢洋が融合した神門や静かな庭園は、デートスポットとしても人気で特別なひとときを演出します。
神苑を散策したり御朱印を集めたりと、伝統的な参拝を楽しむのはもちろん、夜にはライトアップされた幻想的な神門でロマンチックな時間を過ごすのもおすすめ。
今回は、尾山神社でおすすめのデートプランや周辺の魅力的なスポットをご紹介します。
歴史と文化を感じながら、二人だけの思い出を作ってみませんか?
目次
尾山神社で楽しむデートプラン概要
尾山神社でデートを楽しむ際に外せないのは、以下の3つです。
- 幻想的なライトアップがされた神門
- 神苑の散策
- 鼠多門橋から辿る歴史
幻想的なライトアップがされた神門
尾山神社でのデートで外せないのが、夜のライトアップされた神門です。
この神門は1875年(明治8年)に完成し、和漢洋の建築様式が融合した三層構造のデザインが特徴となっています。
ライトアップされた神門は最上層のギヤマン(洋風ステンドグラス)が鮮やかに光り輝き、幻想的な雰囲気を醸し出します。
昼間とは異なる表情を見せてくれるため、デートをより一層ロマンチックなものにしてくれるでしょう。
写真映えスポットとしても人気で、特別な時間を二人で楽しむのに最適です。
編集部
夜景好きなカップルにはぜひ訪れてほしいスポットです!
神苑の散策
尾山神社の神苑は、静かなひとときを楽しむのにぴったりの場所です。
広がる神苑には池や石灯籠が配置され、四季折々の自然が訪れる人々を癒します。
春には桜、秋には紅葉といった季節ごとの美しさを堪能しながら散策できるのも魅力。
神苑内は喧騒から離れた静けさに包まれており、ゆっくりと会話を楽しむカップルに最適です。
神苑の景色は日本庭園の趣があり、加賀藩主前田家が築いた文化を感じることができます。
編集部
時間を忘れて二人で歩き、自然と歴史が織りなす特別な時間を過ごしてみましょう。
鼠多門橋から辿る歴史
尾山神社の東側にある鼠多門橋は、金沢城公園へと繋がる風情豊かなスポットです。
この橋は2020年に復元され、黒漆喰の壁が印象的な歴史あるデザインとなっています。
橋を渡ると、かつての金沢城のお堀を眺めることができ、歴史好きなカップルにはたまらないスポットだといえます。
尾山神社を起点に、周辺の歴史的スポットを巡るデートプランもおすすめです。
編集部
散策を楽しんだ後は、そのまま金沢城公園や兼六園へと足を延ばすことも可能です♪
尾山神社とは?どんなところなの?
デートスポットとしても人気があり、歴史的なロマンや絶景を楽しみながら、心温まる時間が過ごせる尾山神社とはどんなところなのでしょうか?
歴史や特徴、見どころについて詳しく見ていきましょう。
尾山神社の歴史
尾山神社は1873年(明治6年)、加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀る神社として創建されました。
金沢城内の金谷御殿跡地に建立され、加賀百万石を築いた前田家の歴史を象徴する場所として知られています。
利家公とお松の方は夫婦円満や家庭円満の象徴とされ、縁結びや恋愛成就を願う参拝者からも厚い信仰を集めています。
創建の背景には、明治維新後、前田家の功績を後世に伝えたいという想いが込められていました。
尾山神社は地域の歴史や文化を感じられる場所として、地域の人々の心の拠り所となる特別な存在です。
尾山神社の特徴
尾山神社は、その斬新な建築美で多くの人々を魅了しています。
とくに1875年(明治8年)に完成した神門は和漢洋の建築様式を融合させた独創的なデザインで、第一層は日本風、第二層は中国風、第三層にはギヤマン(洋風のステンドグラス)が施されているのが特徴です。
この神門は昼間は荘厳さを、夜間はライトアップによる幻想的な雰囲気を楽しめるのも人気のポイント。
また、境内に広がる「神苑」という庭園も注目です。
池を中心に静かな景観が広がり、石灯籠や木々の緑が散策に心地よい空間を演出するとともに、前田家ゆかりの意匠が随所に感じられるため、歴史と自然が調和した特別な場所として親しまれています。
尾山神社のデートプラン紹介!
金沢市の中心部に位置する尾山神社は、歴史とロマンが溢れるデートにぴったりのスポット。
幻想的な神門や静かな庭園、御朱印集めなど魅力が満載です。
ここでは、尾山神社で楽しむおすすめのデートプランをご紹介します!
- 神門で幻想的な雰囲気を堪能しよう
- 境内を散策して神苑を楽しもう
- 御朱印をもらおう
- 鼠多門橋で歴史を感じる散策を
- 夜のライトアップでロマンチックに締めくくり
神門で幻想的な雰囲気を堪能しよう
尾山神社の入口で最初に目に飛び込んでくるのが、国の重要文化財に指定されている神門です。
和漢洋の三様式を融合したデザインで、とくに最上層のギヤマン(洋風ステンドグラス)は夜のライトアップ時に美しい輝きを放ちます。
日中に訪れる場合でも、門の独創的な造りをじっくり観察してみましょう。
写真を撮るなら正面からがおすすめです。
境内を散策して神苑を楽しもう
神門をくぐったら、まずはお参りを済ませ、その後に神苑を散策しましょう。
池や石灯籠が配置された神苑は、四季折々の景色を楽しめる癒しの空間で、春の桜や秋の紅葉など季節ごとの美しさが訪れる人々を魅了します。
神苑内で一息つきながら、二人でのんびり会話を楽しむのもおすすめです。
自然に囲まれた穏やかな雰囲気が、二人の距離をさらに縮めてくれるでしょう。
御朱印をもらおう
デートの記念に、尾山神社の御朱印をもらってみませんか?
受付で御朱印帳を渡すと、神社オリジナルの美しい御朱印をいただけます。
尾山神社の御朱印は独自のデザインが特徴で、記念としても素晴らしい一枚になるのでおすすめです。
鼠多門橋で歴史を感じる散策を
尾山神社の東側に位置する鼠多門橋を渡り、歴史散策を楽しみましょう。
この橋はかつて金沢城のお堀を渡るために使われており、現在もその趣を残した復元橋は黒漆喰の壁が印象的で、カップルでの写真撮影スポットとしても人気があります。
橋を渡ると金沢城公園が広がり、さらに散策を楽しむことができますよ。
夜のライトアップでロマンチックに締めくくり
夕方以降に訪れるなら、ライトアップされた神門は必見です。
昼間とは一味違う幻想的な雰囲気に包まれ、ロマンチックなひとときを過ごせます。
カラフルなギヤマン(洋風ステンドグラス)の光が二人の時間を彩り、特別なデートの締めくくりにふさわしいスポットです。
編集部
尾山神社周辺には観光スポットも多いため、一日かけてゆっくりデートがたのしめますよ♪
尾山神社の参拝マナー
尾山神社を訪れる際には、基本的な参拝マナーに加えて、この神社ならではのポイントも押さえておきましょう。
正しい作法を意識することで、より深い敬意と感謝の気持ちを込めた参拝ができます。
神門をくぐる前に一礼を
尾山神社の入口にそびえる神門は、国の重要文化財でもある神聖な場所です。
門をくぐる際は、立ち止まって軽く一礼をしましょう。
この一礼は、神様への敬意を示す重要なマナーです。
手水舎で心身を清める
境内に入ったら、まず手水舎で身を清めます。
手水舎では、右手で柄杓を持って左手を次に左手で右手を清め、最後に柄杓を使って口をすすぎ、もう一度柄杓を洗い流してから元の場所に戻しましょう。
清めることで、神様の前に出る準備が整います。
参道の中央は避けて歩く
参道は神様の通り道とされているため、参道の中央を歩くのは避け、左端を歩くようにしましょう。
尾山神社の参道は広く設計されていますが、歴史的な建造物に囲まれた空間では丁寧な立ち居振る舞いを意識することが大切です。
二礼二拍手一礼を心を込めて
尾山神社での参拝は、二礼二拍手一礼の基本作法を守ることが大切です。
拝殿の前でしっかりと頭を下げ、拍手を打つ際には神様への感謝の気持ちを込めましょう。
願い事をするときは心の中で静かに伝え、最後に深く一礼して参拝を締めくくります。
御神徳を意識して祈る
尾山神社は、「夫婦円満」や「良縁成就」のご利益で知られる神社です。
そのため、恋愛成就やパートナーとの幸せなどのご利益に感謝しながら自分たちの未来を願いましょう。
丁寧に参拝をおこなえば、二人の気持ちもより近付くでしょう。
尾山神社周辺のおしゃれスポット
せっかく尾山神社を訪れたならば、近くのスポットにも足を運んでみたいですよね。
車で15分以内で行ける観光スポットを集めてみましたので、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
兼六園
尾山神社から車で約10分の距離にある兼六園は、金沢を代表する日本庭園で、江戸時代に作庭され特別名勝に指定されています。
広大な敷地には、優美な滝や池、樹齢の長い松が点在し、四季折々の風景が楽しめます。
春は桜、夏は青々とした緑、秋は紅葉、冬は雪吊りと、どの季節に訪れても絵画のような美しさに心を奪われることでしょう。
尾山神社からの移動も便利なので、庭園を散策しながら自然の息吹を感じるひとときを楽しんでください。
住所 | 石川県金沢市兼六町1 |
電話番号 | 076-234-3800 |
営業時間 | 7:00~18:00(3月1日~10月15日) 8:00~17:00(10月16日~2月末日) |
定休日 | 年中無休 |
料金 | 一般:320円 小人(6歳~17歳):100円 |
アクセス | 尾山神社から車で約10分。駐車場は周辺に複数あり。 |
ひがし茶屋街
尾山神社から車で約15分、金沢らしい町並みを体験できるひがし茶屋街は、江戸時代の趣が色濃く残る情緒あふれるエリアです。
石畳の道に沿って並ぶ木造の茶屋建築や格子窓が特徴的で、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を楽しめます。
カフェや甘味処、伝統工芸のショップが立ち並び、散策しながらおしゃれなお土産探しにもぴったり。
美しい街並みはフォトジェニックなスポットとしても人気で、カップルにもおすすめです。
住所 | 石川県金沢市東山1丁目 |
電話番号 | 076-220-2194(金沢市観光政策課) |
営業時間 | 観光エリアは24時間見学可能。店舗の営業時間は各店で異なるが、10:00~18:00が一般的。 |
定休日 | 店舗により異なる(火曜定休の店が多い) |
料金 | 観光自体は無料。一部の茶屋や資料館の入館料が必要(100~500円程度) |
アクセス | 尾山神社から車で約15分。最寄りの市営駐車場を利用可能。 |
金沢21世紀美術館
尾山神社から車で約5分とアクセス抜群の金沢21世紀美術館は、現代アートを体験できるユニークな美術館です。
「レアンドロのプール」など写真映えする展示が多く、芸術に触れながら楽しい時間を過ごせます。
建物自体が円形で開放的な設計になっており、館内だけでなく屋外スペースも魅力的。
無料ゾーンも充実しているため、気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。
住所 | 石川県金沢市広坂1丁目2-1 |
電話番号 | 076-220-2800 |
営業時間 | 10:00~18:00(金・土曜は20:00まで開館) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌平日休館)、年末年始 |
料金 | 無料エリアあり。展示室は展覧会により料金が異なる(一般1,200円程度が多い) |
アクセス | 尾山神社から車で約5分。地下駐車場や周辺の駐車場を利用可能。 |
尾山神社に関するQ&A
ここからは、尾山神社に関するよくある質問にお答えします。
参拝料は必要ですか?
尾山神社の参拝自体は無料です。
ただし、特別な祈祷や御朱印を希望する場合には、料金が発生します。
通常御朱印は500円、切絵御朱印は1500円(数量限定、無くなり次第終了)で販売されています。
参拝の所要時間は?
境内を一通り見て回るだけであれば、30分から1時間程度が目安です。
庭園をゆっくり散策したり、神門のライトアップを楽しむ場合はもう少し時間を確保すると良いでしょう。
デートで訪れる際は、写真撮影の時間も考慮するのがおすすめです。
駐車場はありますか?
尾山神社には参拝者用の駐車場が用意されています。
ただし、休日や観光シーズンは混雑することがあるため、満車の場合も考慮して近隣の駐車場を利用する準備をしておくと安心です。
基本情報・アクセス
住所 | 〒920-0918 石川県金沢市尾山町11-1 |
アクセス | 金沢駅から車で約10分 バス:北鉄バス「南町・尾山神社」下車、徒歩約1分 |
営業時間 | 境内参拝は24時間可能 御朱印受付は9:00~17:00(状況により変更の可能性あり) |
電話番号 | 076-231-7210 |
駐車場 | 無料駐車場あり(台数に限りあり) 周辺に有料駐車場も複数あり |
公式サイト | http://www.oyama-jinja.or.jp/ |
まとめ
今回は尾山神社の魅力とおすすめのデートプランをご紹介しました。
幻想的な神門、四季折々の美しい神苑、御朱印集めなど、尾山神社には二人の時間を彩るポイントがたくさんあります。
また、近隣の兼六園やひがし茶屋街、金沢21世紀美術館といった観光スポットも合わせて楽しめるのが魅力です。
ぜひ尾山神社を訪れ、金沢の文化と自然を感じながら特別なひとときをお過ごしください。