タロットカードを用いた占い方法には、豊富な種類があります。
例えば、イエスノー占い(ワンオラクル)やヘキサグラムなどがあり、占い方によって使用するカードの枚数や相性の良い相談内容が変わります。
その中で今回は、「二者択一」の占い方法について詳しく解説していきます。
二者択一とは、5枚のカードを用いて、現状と2つの選択肢の未来を読み解く方法です。
「AとB、どちらを選ぶべき?」という悩みに適しており、選択に迷う人々の強い味方です。
恋愛、仕事、人間関係など、様々な場面で活用できますよ。
「二者択一」でのカードの読み方や、効果的な質問の仕方もわかりやすく説明するので参考にしてくださいね。
二者択一のスプレッドを通じて、より良い選択への道筋を見出しましょう。
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目次
タロット占い|二者択一とは?

まず二者択一とは、5枚のカードを展開して行う占い方法です。
「5枚引き」とも呼ばれるこの展開法は、「どちらを選ぶべきか迷っている」ときに役立つ占いの方法です。
2つの選択肢それぞれの未来を同時に読み解けますよ。
読み解き方がシンプルなため、タロットリーディングに慣れている人はもちろん、初心者でも気軽に試せます。
展開する配置とカードごとに示す意味は、以下の図です。

- STEP
①現状
その人が現在置かれている状況や直面している問題が明らかになります。
- STEP
②選択肢Aの近い未来
選択肢Aを選んだ場合、その過程で起こりそうな出来事や途中経過が示されます。
- STEP
③選択肢Bの近い未来
選択肢Bを選んだ場合、その過程で起こりそうな出来事や途中経過が示されます。
- STEP
④選択肢Aの結果
選択肢Aを選んだ場合の、最終的な結果や到達点が示されます。
- STEP
⑤選択肢Bの結果
選択肢Bを選んだ場合の、最終的な結果や到達点が示されます。
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タロット占い|二者択一のカードを読むポイント

「二者択一」のスプレッドは、「AとB、どちらを選ぶべきか?」と迷ったときに役立つ展開法です。
このスプレッドでは、AとBそれぞれの選択肢を選んだ場合に、どのような「途中経過」をたどり、「最終的な結果」にたどり着くのかを示してくれます。
このスプレッドを活用することで、自分がどのような未来を望んでいるのかを見つめ直し、より納得のいく決断をするための手助けとなるでしょう。
先ほどの図にある、5枚それぞれのカードの読み解き方のポイントもお伝えしておきます。
①(1枚目)のカード
この1枚目のカードは、「あなたの現状」を表します。
今のあなたがどのような気持ちや状況にあるのかを示しているのです。
まずは自分の現状をしっかりと理解することが大切です。
占いを通じて、今の自分の気持ちや置かれている状況を見つめ直してみましょう。
②③(2,3枚目)のカード
1枚目のカードであなたの現状を把握したら、次に2枚目と3枚目のカードを見ていきましょう。
2枚目のカードは「Aを選んだ場合の近い未来」、3枚目のカードは「Bを選んだ場合の近い未来」を示します。
近い未来とは、その選択をした途中経過で起こりやすい出来事や、通ることになる重要なポイントのことです。
最終的な結果に至るまでの道のりを映し出し、選択によってどのような経験をすることになるのかを教えてくれます。
AとB、それぞれの選択をしたときに広がる景色をイメージしながら、どの道が自分にとってふさわしいのか考えてみましょう。
④⑤(4,5枚目)のカード
最後に、4枚目と5枚目のカードを確認しましょう。
4枚目のカードは「Aを選んだ場合の結果」、5枚目のカードは「Bを選んだ場合の結果」を示します。
4枚目と5枚目のカードを見比べてみて、あなたが思い描く未来のイメージに近いのはどちらでしょうか。
もし、解釈が難しいカードが出た場合は、直感を大切に読み解いてみましょう。
カードを見た瞬間に感じたことや、心に浮かんだイメージが重要なヒントになることもあります。
じっくりとカードを見つめながら、自分の心がどちらの未来に惹かれるのかを確かめてみてください。
タロット占い|二者択一のやり方

では、実際に「二者択一」を行う際の、占い手順を解説します。
以下の通り進めれば、初心者の方でも簡単に占うことができますよ。
- タロットデッキと落ち着ける場所の準備
- 質問を唱えながらカードをシャッフルする
- カードを5〜7枚を捨て置いて後、次の5枚を並べる
- カードのメッセージを読み解く
①タロットデッキと落ち着ける場所の準備
まずは、タロットデッキを用意します。
78枚のフルデッキでも、22枚の大アルカナカードのみでも問題ありません。
また、カードの準備の他に、心が落ち着く静かな場所で行うことを心がけましょう。
集中することで、導き出される内容がより鮮明になります。
質問内容を明確にします。例えば「転職するべきか、現職に留まるべきか」など、具体的に決めましょう。
②質問を唱えながらカードをシャッフルする
カードをシャッフルします。
このときに、質問内容を心の中で繰り返し唱えるようにしてください。
シャッフルが終わったら、表面を下に向けてカードを重ねます。
③カードを5〜7枚を捨て置いて後、次の5枚を並べる
ここから、天と地の向きを決めて重ねたカードを展開していきます。
最初に、上から5〜7枚(好きな数)のカードを横に捨て置きます。
置いたカードは使わず、その次のカードから並べます。
カードを並べる順番は、①手前の中心→②①の左斜め前→③①の右斜め前→④②の左斜め前→⑤③の右斜め前です。
分からない場合は、最初の<二者択一とは?>の画像をチェックしてみてください。
④カードのメッセージを読み解く
ここまできたら、展開法であるスプレッドは完成です。
あとは、展開したカードの位置ごとの意味と、置かれているカードそのものの意味を理解した上で、与えられたメッセージを読み解いてみてくださいね。
①現状
その人が現在置かれている状況や直面している問題が明らかになります。
②選択肢Aの近い未来
選択肢Aを選んだ場合、その過程で起こりそうな出来事や途中経過が示されます。
③選択肢Bの近い未来
選択肢Bを選んだ場合、その過程で起こりそうな出来事や途中経過が示されます。
④選択肢Aの結果
選択肢Aを選んだ場合の、最終的な結果や到達点が示されます。
⑤選択肢Bの結果
選択肢Bを選んだ場合の、最終的な結果や到達点が示されます。
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タロット占い|二者択一はどんな悩みに向いてる?

「二者択一」の展開法は、2つの選択肢のどちらがより良いかを比較するのに適したリーディング方法 です。
ここでは、そんな二者択一との相性の良い悩みについてご紹介します。
占う際には、質問の仕方も重要になるので参考にすると良いですよ。
以下のような悩みに対して、明確な選択肢を設定し、それぞれの未来を占うことでより良い決断をサポートしてくれます。
- 転職するべきか、今の仕事を続けるべきか
- A社とB社、どちらの会社に入社すべきか
- フリーランスになるべきか、会社員を続けるべきか
- A君とB君、どちらとお付き合いするのが良いか
- 復縁を目指すべきか、新しい恋を探すべきか
- 告白するべきか、もう少し様子を見るべきか
- 趣味を仕事にするべきか、趣味のまま楽しむべきか
- Aの資格とBの資格、どちらを優先して取得するべきか
- 海外留学に行くべきか、日本で学ぶべきか
- Aの物件とBの物件、どちらに住むのが良いか
- 地元に戻るべきか、今の場所に残るべきか
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まとめ

タロット占いの「二者択一」のスプレッドは、2つの選択肢で迷っているときに最適な方法です。
選択肢ごとの未来を比較できるため、進路に迷っている方や諦めがつかない方など、進み方に困っている方の大きな助けとなるでしょう。
ただし、結果を鵜呑みにするのではなく、自分の直感も大切にしてください。
カードの配置や解釈に慣れれば、日常生活での意思決定に役立つツールとなるはずです。
迷いがあるときは、このスプレッドを活用して、ぜひ自分の望む未来の道筋への参考にしてくださいね。
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