「この仕事、続けるべき?」「彼の本当の気持ちが知りたい…」など、人生の岐路に立ったときに、タロット占いがあなたの心のモヤモヤを晴らしてくれるかもしれません。
しかし、タロットカードにはさまざまな種類があり、初心者の方はどれを選べばよいのか迷うことも多いでしょう。
この記事では、タロットカードの基本構成から種類、初心者向けの選び方、占い方法まで、タロット占いを始めたい方に必要な情報を詳しく解説します。
タロットカードを初めて手に取る方は、ぜひ、自分に合ったカードを見つけてみてくださいね。
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目次
タロット占いとは?タロットカードとは?

タロット占いは初心者でも簡単に始められる占い方法です。
まずは、タロット占いとタロットカードについて解説します。
「タロット占い」をわかりやすく解説
タロット占いとは、タロットカードを用いて運命や未来を占う方法です。
タロットカードの持つ神秘的な意味を読み解きながら、質問者の悩みや未来についての道筋を示してくれます。
例えば、「今の仕事はうまくいくのか?」「この恋愛はどのように進展するのか?」といった具体的な悩みに対して、答えやヒントを見つける手助けとなります。
タロット占いの魅力は、カードの組み合わせによって様々な状況を読み解けることです。
また、占い師だけでなく、初心者でも基本を覚えれば自分で占うことができる手軽さも人気の理由です。
「タロットカード」をわかりやすく解説
タロットカードとは、タロット占いで使用されるカードで、それぞれ固有の意味を持つ絵柄や数字が描かれているのが特徴です。
全78枚で構成され、タロットカードの1セットを「デッキ」と呼びます。
「デッキ」は、「大アルカナ」と「小アルカナ」に分類されます。
また、同じカードでも上下の向きによって「正位置」と「逆位置」と呼ばれ、2つの場合で意味が異なります。
後ほど詳しく解説するので、ぜひ読み進めてくださいね。
まずは、カードの絵柄や象徴をじっくり観察し、カードが伝えようとしているメッセージを読み取る力が必要となりますよ。
タロットカードの基本構成

先ほど、タロットカードについて簡単に説明しました。
ここからはタロットカードの構成について詳しくみていきましょう。
大アルカナと小アルカナで構成
タロットカードは全78枚あり、「大アルカナ」22枚と「小アルカナ」56枚に分けられます。
初めてタロットカードを目にすると、その数の多さに圧倒されるかもしれませんが、多くの場合、まずは大アルカナの22枚を覚えることから始めます。
タロットカードを学ぶ際は、まず大アルカナの象徴と意味をしっかり理解し、その後徐々に小アルカナも取り入れていくのが効果的です。
大アルカナの役割
大アルカナは、タロットカードの中でも特に重要な22枚のカードで、0番の「愚者」から21番の「世界」まで番号が振られています。
これらのカードは、人生の大きなテーマや個人の成長、運命、人生の転機などを表現し、占いにおいて重要な流れや出来事を示唆します。
大アルカナは人生の課題や道筋を示し、占う人の「現在の状況」や「未来の展開」を深く読み取るためのキーとなるカードなのです。
小アルカナの役割
小アルカナは、タロットカードの78枚のうち56枚を占め、日常的な出来事や具体的な状況を表します。
大アルカナが人生の大きなテーマや運命を示すのに対し、小アルカナはより身近で現実的な問題や心の動きを読み解くのに役立ちます。
- ワンド(棒):情熱、創造性、行動、エネルギー
- カップ(聖杯):感情、愛、人間関係、直感
- ソード(剣):思考、知性、葛藤、意思決定
- ペンタクル(金貨):物質、財産、仕事、実用性
このコートカード(人物カード)は以下の4種類で、各4枚ずつの合計16枚が含まれています。
- ページ(従者):若さや学びの段階を表し、新しい始まりや可能性を示します。メッセージや知らせの象徴としても解釈されます。
- ナイト(騎士):行動力や変化を象徴し、動きや進展をもたらします。目標に向かって突き進む姿勢や、時には落ち着きのなさも表します。
- クイーン(女王):感情的な成熟や内面的な力を表します。直感力や受容性、創造性などの女性的なエネルギーを象徴します。
- キング(王):権威や完成を象徴し、外向きの力や統率力を表します。各スートの特性が最も発達した形で表現されています。
コートカード(人物カード)は、数字札(エース〜10)と大アルカナの間をつなぐ役割を持っています。
具体的なアドバイスを表すことが多く、大アルカナで示された大きなテーマをより詳細に読み解くために使用されます。
よって、小アルカナを取り入れることで、より具体的で実践的なリーディングが可能になり、日常生活における選択や短期的な問題への対処法を探れるというわけです。
タロットを学ぶ際は、日常生活の中で小アルカナの意味を意識することで、より実践的に使いこなせるようになるでしょう。
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タロットカードの見方と仕組み

タロットカードの基本構成の次は、見方と仕組みについて学んでいきましょう。
正位置と逆位置
タロットカードを読む際に重要なのが「正位置」と「逆位置」の概念です。
例えば「太陽」のカードの場合、「正位置」は成功や喜び、幸福を意味しますが、「逆位置」では、成功の遅れや一時的な暗闇、自信の欠如などとまったく異なった意味となってしまうのです。
ただし、「逆位置」のカードは必ずしもネガティブな意味を持つだけではなく、新たな視点や内面的な成長の機会を示すこともあります。
タロットカードを読む際は、正位置と逆位置の両方の意味を理解し、状況に応じた解釈ができるようになることが大切です。
初めは大アルカナのみで占う
タロット占いを始めたばかりの初心者には、まず大アルカナの22枚だけを使った占いから始めることをおすすめします。
大アルカナは象徴的な意味が明確で理解しやすいため、タロットの基本を学ぶのに最適です。
これらの基本的な占い方をマスターしてから、徐々に小アルカナを加えたり、より複雑なスプレッドに挑戦したりすると良いでしょう。
一歩ずつ確実に進むことでより精度の高い占いができるようになりますよ。
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タロットカードの種類

ここまでタロットカードの見方・使い方について話してきましたが、どの種類のタロットカードを使えばいいのかと悩んでいるのではないでしょうか。
そこで、目的に合ったタロットカードを見つけるために、いくつかの主なカードを紹介します。
タロットカードには様々な種類があり、それぞれが独自のデザインと解釈方法を持っています。
- ウェイト版タロット
- マルセイユ版タロット
- その他のタロット
ウェイト版タロット
ウェイト版タロット(ライダー・ウェイト・タロット)は、最も広く使われているタロットカードの1つです。
明るく鮮やかな色彩と分かりやすいモチーフが特徴で、多くのタロット解説書や教材の基準となっています。
特に、大アルカナだけでなく小アルカナにも物語性のあるイラストが描かれているため、直感的に意味をつかみやすく、初心者さんでもカードからのメッセージをイメージしやすいのがポイントです。
マルセイユ版タロット
マルセイユ版タロットは、最も古典的なタロットデザインの1つで、17世紀から18世紀にかけてフランスのマルセイユで作られました。
特徴的なのは、素朴で力強いデザイン、原色を中心とした色使いと木版画風の素朴な線画です。
大アルカナには象徴的な絵が描かれていますが、小アルカナは数字とシンボルだけのシンプルなデザインとなっています。
小アルカナを解釈するためには数字の持つ象徴的な意味への深い理解が必要になることから、初心者さんには少し難しいカードと言えるでしょう。
さらに、マルセイユ版タロットとウェイト版タロットの大きな違いとして、「力」と「正義」のカードの番号が入れ替わっていることです。
これらのことから、マルセイユ版は歴史ある伝統的なタロットを体験したい方や、スピリチュアルな深みを追求したい上級者に適しています。
その他のタロット
特に人気な2種類のタロットカードの他に、有名なものとして以下が挙げられます。
- ヴィスコンティ・スフォルザ版タロット
- トート版タロット
- エッティラ版タロット
ヴィスコンティ・スフォルザ版タロットは、現存する最古のタロットカードの1つです。
現在では、複製版が愛好家向けに販売されていおり、タロットの歴史や芸術的側面に興味がある方々に特に人気があります。
トート版タロットは、幾何学模様やシンボルが多く描かれ直感的な解釈を促します。
特に、占星術やカバラの要素が強く取り入れられ、深い象徴性を持つ点が特徴です。また、一部のカード名が独自に変更されており、上級者向けのカードとされています。
エッティラ版タロットは、タロットの起源をエジプトに求め、カードにはエジプト風の象徴や神秘的なモチーフが取り入れられています。カードのデザインが従来のタロットとかなり異なる点が特徴です。
カードの解釈が明確に示されているため、初心者でも比較的取り組みやすい一方で、伝統的なタロットの象徴体系とは異なる部分も多いため、他のカードから移行する際には注意が必要です。
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タロットカードの選び方のコツと注意点

タロットカードを選ぶ際には、占いスキルや目的に合わせて選ぶことが大切です。
以下のコツと注意点を参考に、自分にぴったりのカードを見つけましょう。
占いスキルに合わせて選ぶ
タロットカードを選ぶ際は、自分の占いスキルレベルに合ったカードを選ぶことが重要です。
ある程度タロットに慣れてきたら、より高度な象徴や深い解釈を求めたタロットに挑戦してみましょう。
マルセイユ版やトート版は、占星術やカバラの要素が組み込まれているため、直感だけでなく知識を活かしたリーディングができるようになります。
しかし、どんなに経験を積んでも、基本の大切さを忘れないでください。
占い方法や覚え方に応じて選ぶ
タロットカードを選ぶ際には、自分の占い方法や覚え方に合わせて選ぶことも重要です。
占い方法とは、「どのようにカードを読み解くか」が大きなポイントとなります。
もし、カードの意味を深く学びたいと考えているのであれば、トート版タロットやマルセイユ版タロットなど、象徴が豊富で多層的な解釈ができるものが向いています。
好み+波長が合うものを選ぶ
タロットカードを選ぶ上でも重要なのは、自分の直感と好みに従うことです。
見た目に惹かれるデザインや、手に取ったときに「しっくりくる」感覚など、カードのエネルギーと自分の波長が合うかどうかを大切にしましょう。
実際に店舗で手に取って確かめられるなら、それが一番良い方法です。オンラインで購入する場合は、できるだけ詳細な画像を確認し、レビューなども参考にしましょう。
自分が心地よいと感じるカードは、リーディング中に直感力が高まり、深い洞察を得やすくなります。
逆に、あまりにも自分の好みに合わないデザインや、しっくりこないものを使っても、カードとのつながりが薄くなり、占いが難しく感じてしまうこともあるでしょう。
日本語の解説書がついているか確認する
初心者の場合、日本語の解説書が付属しているタロットカードを選ぶことをおすすめします。
多くのタロットカードには、解説書が付属していますが、全てが日本語対応しているわけではありません。
そのため、日本語の解説書があるかどうかをしっかりチェックしましょう。オンラインで購入する場合は、レビューや商品説明欄を確認してみてくださいね。
なお、海外製の場合、日本語訳された解説書が別売りされていることもあるので、購入前に確認すると良いでしょう。
中古品ではなくなるべく新品を使う
タロットカードを選ぶ際は、なるべく新品を使うことをおすすめします。
理由は、占う人のエネルギーを受けやすいと言われており、中古品の場合、前の持ち主の思念や波動が残っている可能性があるからです。
そのため、スピリチュアルな観点からは、中古のタロットカードを使うことは避けた方が良いと言われています。
また、新品のタロットカードなら、カードの状態が良くシャッフルしやすい点もメリットです。
中古品では、カードが折れていたり、汚れていたりすることがあり、リーディングの際に気になることもあるかもしれません。特に初心者は、綺麗な状態のカードを使うことで、タロット占いに集中しやすくなりますよ。
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初心者向け!タロットカード占いのやり方

タロットカード占いを始めるにあたり、初心者の方でも簡単に実践できる方法をご紹介します。
次に、タロット占いを行う前にカードの準備をしていきます。
- カードのシャッフル:タロットカードを裏面が見えるようにして、両手でよく混ぜます。このとき、心の中で質問を繰り返し唱えながら時計回りに混ぜると良いでしょう。
- カードの整理: 十分に混ざったと感じたら、カードを1つの山にまとめます。横向きに積み上げる場合は、左側が上になるよう意識しましょう。
- カードのカット:集中して質問を念じながらカードを3つの山に分け、その後好きな順序で1つの山に戻します。
「1枚引き」(ワンオラクル)
まず、初心者にお勧めなのが「一枚引き」(ワンオラクル)と呼ばれる最もシンプルな占い方法です。
たった1枚のカードから答えを導き出すため、手軽かつ明確な回答が得られます。
仕事や恋愛、人間関係など、日常生活のさまざまな悩みに効果的に応えてくれます。
下記は、一枚引き(ワンオラクル)のやり方です。
- カードをシャッフルしてカットした後、裏向きのまま全カードを横1列に広げます。
- 質問を心の中で繰り返しながら、直感的に惹かれるカード1枚を選びます。
- 選んだカードを横から開き、その意味を確認します。
出たカードが質問にどう関連するかを考え、直感も大切にしながら、カードが伝えるメッセージを総合的に解釈しましょう。
「5枚引き」(二者択一)
さらに、「二者択一」も初心者さんにはおすすめです。
「5枚引き」とも呼ばれており、「どちらを選ぶべきか迷っている」ときに役立占い方法です。
岐路に立ったとき、カードが示した未来を比較して見ることができます。
- タロットデッキと落ち着ける場所の準備
- 質問を唱えながらカードをシャッフルする
- カードを5〜7枚を捨て置いて後、次の5枚を並べる
- カードのメッセージを読み解く
どちらの占い方法も、練習を重ねることでタロットカードとの対話がより深まり、鋭い洞察を得られるようになります。焦らず、自分のペースで楽しみながら上達していきましょう。
タロットカードの意味一覧

タロットカードの意味を知りたい方は、以下のボタンをクリック。
「大アルカナ」「小アルカナ」それぞれのカード1枚ずつの分かりやすい説明に飛べます。
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よくある質問(FAQ)
タロット占いについてのよくある質問(FAQ)をまとめました。
初めての方でも分かりやすく答えていきます。
タロットカードとオラクルカードの違いは?
タロットカードとオラクルカードは、どちらも占いに使用されるカードですが、構成や使い方に違いがあります。
タロットカードは、伝統的に78枚からなり、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚に分かれています。
カード同士のつながりやストーリー性があるため、深い心理分析や人生の大きなテーマを読み解くのに役立ちます。
一方、オラクルカードは、枚数や構成に決まりがなく、作成者によって自由にデザインされています。
そして、未来を予測するというより今の自分に必要なメッセージを受け取るのが目的で、悩んだときや、前向きなアドバイスが欲しいときに気軽に引けるのが特徴です。
タロットは深く学ぶ必要がありますが、オラクルカードは直感で自由に読み解けるため、初心者でも気軽に始められます。
どちらも素晴らしいツールなので、目的や好みに応じて選ぶと良いでしょう。
タロットカードでやってはいけないことは?
タロット占いを行う上で、いくつか注意すべき点があります。
- 同じ質問を繰り返し尋ねない:同じ質問を何度も繰り返すと、混乱した答えが出たり、カードのエネルギーが薄れたりする可能性があります。一度得た答えを尊重し、状況が大きく変わったときのみ再度質問しましょう。
- ネガティブな気持ちで占わない:怒りや恐怖、不安が強い状態では、カードの解釈にもその感情が反映されやすくなります。落ち着いた状態で占うことが大切です。
- タロットに依存しない:タロットは道しるべであり、最終的な判断は自分自身で行うべきです。日常のあらゆる決断をタロットに委ねることは避け、自分の直感や判断力も大切にしましょう。
- 不適切な質問をしない:他人の秘密を暴くような質問や、医療・法律などの専門的な判断を要する質問、生死に関わる深刻な質問はタロットには適していません。
- カードを粗末に扱わない:タロットカードは特別なツールです。丁寧に取り扱い、使用後は適切に保管しましょう。また、他人にむやみに触らせることも避けた方が良いとされています。
これらの点に注意しながら、タロットカードと敬意を持って向き合うことで、より深く意味のあるリーディングが可能になるでしょう。
まとめ

タロット占いは、78枚のカードを用いて未来や悩みへのメッセージを探る占術です。
初心者はまず大アルカナから学び始め、ワンオラクル(一枚引き)のような基本的なスプレッドから練習するのがおすすめです。
また、タロットは単なる占いツールではなく、自己理解や潜在意識とのコミュニケーションを助ける道具でもあります。
カードの示唆を参考にしながらも、最終的な判断は自分自身で行うことが大切です。
その上で日常に取り入れることで、自分自身と向き合う時間が持てます。
練習を重ねるほど、タロットとの対話は深まり、より鋭い洞察を得られるようになるでしょう。
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