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マンション大規模修繕工事のベランダとバルコニーの荷物の片付け方法とは? - 住宅ノート
8 min
大規模修繕でバルコニー・ベランダ工事で必要な準備

マンション大規模修繕工事のベランダとバルコニーの荷物の片付け方法とは?

  • マンションの小規模・中規模・大規模修繕時のバルコニーとベランダの工事は何をするの?片付けや住人がしておくべき事とは?
  • 荷物の置き場所がない場合の対処法が知りたい!
  • ルーフバルコニーの大規模修繕工事内容とは?
  • 外壁タイル補修時のベランダが使えない期間はどのくらい?

住んでいるマンションで大規模修繕工事が行われる場合、どのようなことに注意が必要なのでしょうか。

特にバルコニー・ベランダは責任の所在が曖昧になりがちな場所のため、気を付けなくてはなりません。

共用部を勝手に改造・専有すると、最悪の場合は退去しなくてはならない事態に陥ってしまうかもしれません。

そこでこの記事では、大規模修繕におけるバルコニー・ベランダ工事で必要となる準備や、荷物の置き場所などについて詳しく解説していきます。

大規模修繕工事は3か月~半年程度続くので、事前にしっかりと注意点を確認しておくと安心です。

トラブルなく大規模修繕工事が完了できるように、ぜひ最後まで読んでみてください。

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バルコニー・ベランダの大規模修繕工事に向けた準備と注意点

バルコニー・ベランダの修繕工事を行う前に、さまざまな準備が必要です。

片付けのタイミングや期限は、工事内容・施工箇所によって異なります。

マンション側から配布されるお知らせの内容を確認しながら、準備しましょう。

工事を開始する直前になって片付けをしようとすると大変なので、着工する前の段階から少しずつ片付けを進めていくのがおすすめです。

具体的には、次のような準備が必要です。

バルコニー・ベランダの準備内容
  • 事前にアンケートに答える
  • 荷物・植物を撤去する
  • 洗濯物・物干し竿を撤去する
  • 網戸を取り外す
  • 窓をしっかり閉めておく
  • 一時保管できる場所を確保する
  • 防犯対策も欠かさない

大規模修繕工事前にアンケートに答える

大規模修繕の前には、居住者への事前アンケートを行うことがあります。

例えばアンケートでは、次のようなことが尋ねられるでしょう。

  • 柱や床などにひび割れはないか
  • 床の排水口に傷や膨れはないか
  • 排水口がしっかり機能しているか
  • 手すりやパーテーションはしっかり固定されているか
  • シーリング材に剥がれはないか

これらの問題があると、雨漏りが発生したり建物が早く劣化したりします。

手すりやパーテーションを固定しているボルト・ナットに緩みがないか、異音がしないかなどもチェックしましょう。

上記以外にも、室内への浸水を防ぐオーバーフロー管に詰まりはないか、塗装面に塗りムラや剥がれはないかなど、さまざまなポイントの確認が必要です。

バルコニー・ベランダに置いている荷物・植物を撤去する

バルコニー・ベランダに置かれている荷物・植物・人工芝などは全て撤去しましょう。

場合によっては、アンテナ類の撤去も必要です。

ただしエアコンの室外機は、そのまま置いておいても問題ありません。

どうしても荷物を保管する場所がない場合は、トランクルームを借りたり、親戚・友人に預かってもらったりしましょう。

注意点

ベランダの私物の片付けに関わる費用は、各居住者の自己負担となります。

これには、私物の移動や一時的な保管に必要な費用が含まれます。管理組合や工事業者は、これらの費用を負担しません。

洗濯物・物干し竿を撤去する

洗濯物・物干し竿の撤去も必要です。

足場の設置工事や塗料・防水材のにおいが付着する恐れがあるためです。

ただし、スケジュールによっては洗濯物を干せる場合もあるため、事前のアナウンスをチェックしておくと安心です。

あわせて、物干し竿も自室か別な場所で保管しておきましょう。

ベランダの網戸を取り外す

大規模修繕ではサッシ周りの修繕を行う際は、網戸も取り外す必要があります。

網戸を取り外さないと工事がしにくくなるだけでなく、網戸が破損してしまう恐れもあるでしょう。

基本的には各自で網戸を取り外し、室内で保管します。

その際、保管用の袋が配られることも多いです。

網戸の取りはずし手順

網戸はメーカーごとに外し方が異なるので、事前に確認しておきましょう。

  1. STEP

    準備

    メーカの説明書やwebサイトで取り外し方法を確認する

    必要な工具を準備する。(通常はプラスドライバーやマイナスドライバー)

  2. STEP

    取り外し

    網戸を固定している「外れ止め」や「脱輪防止機構」を解除する

    網戸を枠から静かに取り外す

  3. STEP

    清掃と保管

    網戸と枠に付着した埃や汚れを取り除く

    保管葉の袋に網戸を入れるか、清潔で乾燥した場所に立てかけて保管する

  4. STEP

    取り付け

    工事終了後、取り外した手順と逆の順序で網戸を元の位置に取り付ける

窓をしっかり閉めておく

バルコニー・ベランダの修繕工事の際は、事前に高圧洗浄が行われます。

この際に窓が開いていると室内に汚水が入ってしまうので、窓をしっかり閉めておくことも大切です。

また隙間から水が侵入するのを防ぐために、室内側の窓枠に新聞紙や乾いたタオルを敷いておくのも良いでしょう。

一時保管できる場所を確保する

場合によっては、マンション側で荷物を一時保管できる場所を確保してくれます。

特に鉢植え・プランターは室内に置くと場所を取るので、保管場所があると便利です。

ただし管理組合の承認が必要なので、大規模修繕の前に話し合いの場を設けると良いでしょう。

また施工会社によっては、不要な物を処分できる「ごみコンテナ」を設置してくれる場合もあります。

移動が難しい大型の荷物がある場合は、施工会社が有償で専門業者を手配してくれるケースもあります。

防犯対策も欠かさない

大規模修繕時は、マンションの周囲が足場で取り囲まれることになります。

空き巣が屋外から室内に侵入するリスクが高まるので、防犯対策もしっかり行いましょう。

補助錠の貸し出しも行っている場合もあるため、必要があれば管理組合や施工業者へ相談しましょう。

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バルコニー・ベランダの片付けができない場合の対処法

大規模修繕の前にバルコニー・ベランダを片付けておかないと、工事がスムーズに進みません。

私物の撤去は、基本的に居住者自身が行わなくてはなりません。

荷物の移動や不用品の処分を手伝ってくれる工事業者もありますが、多くの場合は自身で行うことが必要です。

高齢の方や体力に不安がある方など、どうしても片付けが難しい場合は、管理組合や工事業者へ相談してみましょう。

また撤去・廃棄で発生する費用は、自身で支払う必要があります。

撤去した物は自宅で保管するのが一般的ですが、マンションによっては仮置き場が設置されるケースもあります。

ただし仮置き場は共有スペースなので、高価な物や貴重品は置けません。

バルコニー・ベランダの大規模修繕工事内容

バルコニーやベランダには次のような工事を主に行います。

大規模修繕で行うバルコニー・ベランダの工事内容
  • 外壁の下地補修工事
  • シーリング工事
  • 高圧洗浄
  • 外壁塗装
  • 防水工事
  • 外壁タイル補修工事
  • 窓・サッシの交換

外壁の下地補修工事

塗装工事・防水工事を行うための準備として、外壁の下地補修が必要です。

この工程をしっかり行わないと、仕上がりに影響します。

補修工事ではコンクリートを削る作業が発生するため、どうしてもホコリ・騒音が発生するでしょう。

よって工事中は、バルコニー・ベランダに洗濯物は干せません。

洗濯物を干せるタイミングかどうかは、マンションからのお知らせで確認しましょう。

最近ではスマートフォンやパソコンのサイトで、洗濯物に関するお知らせを確認できるようにしてくれるケースもあります。

シーリング工事

シーリング工事はゴム状の防水材を使い、サッシ周り・建具周りの隙間を埋める工事です。

建物の気密性が高まり、雨漏りを防いでくれるでしょう。

またシーリング工事を行うには、事前に網戸を取り外しておく必要があります。

古くなったシーリングは弾力性を失い、肉やせを起こすことで隙間を生じさせてしまいます。

新しくシーリング材を充填することで、雨水による室内や建物内部へのダメージを防げるでしょう。

高圧洗浄

シーリング工事を行った後は、バルコニー・ベランダの床・天井に高圧洗浄を行います。

高圧洗浄でしっかり汚れを落とすことで、塗料や防水材が密着しやすく長持ちします。

ちなみに高圧洗浄中も、バルコニー・ベランダに洗濯物は干せません。

外壁塗装

外壁にひび割れがある場合は、外壁塗装が必要です。

油性塗料はシンナーを使うため強いにおいが発生しますが、近年では水性塗料が使われるケースもあるため、心配し過ぎる必要はありません。

ただし室内に塗料のにおいが入ってきて気分が悪くならないよう、窓をしっかり閉めたり換気したりする必要があります。

防水工事

バルコニー・ベランダの床面に防水工事を施すと、雨水の浸透による雨漏りを防げます。

防水工事には次のように、さまざまな種類があります。

  • ウレタン防水…液体状のウレタン樹脂を使い比較的安価に施工できる
  • FRP防水…ガラス繊維で補強した樹脂を使うことで硬化が早いが費用は高め
  • シート防水…耐久性の高いゴムまたは塩ビシートを敷き、最低限の下地処理で施工できる

ちなみに一度防水工事を施しても、定期的にトップコートの塗り直しは必要です。

外壁タイル補修工事

外壁にタイルが施されている場合は、タイルの補修工事も発生します。

浮き・剥離などタイルの不具合を放置すると、建物から落下して非常に危険です。

一般的には不具合がある部分のみを補修しますが、広範囲に及ぶ場合は貼り替え工事が行われます。

窓・サッシの交換

窓・サッシは共用部にあたるため、場合によっては窓・サッシの交換が行われることがあります。

特に複数回大規模修繕工事が行われた建物で行われるケースが多いでしょう。

新しい窓・サッシは、昔のものと比べて性能が格段に向上しているので、結露対策や冷暖房効率の向上も期待できます。

ルーフバルコニーの大規模修繕工事内容

ルーフバルコニーにもベランダと同じような工事が行われます。

大規模修繕でルーフバルコニーに行う工事は以下のとおりです。

ルーフバルコニーの工事内容
  • 防水工事
  • トップコートの塗布
  • 塗装工事

人工芝・テーブル・椅子などをルーフバルコニーに設置しているケースが多いことから、ルーフバルコニーは掃除が行き届いていないことが多いです。

よって配水管が詰まりやすく防水層の劣化も進みがちなので、やはりベランダのように補修工事が必要です。

防水工事

ルーフバルコニーは平らで水が流れにくいため、水たまりが発生しやすいです。

よって防水工事が重要です。

水たまりをそのままにしておくと、ルーフバルコニーが劣化して防水性能の低下を招いてしまうでしょう。

ルーフバルコニーもベランダと同じく、ウレタン防水FRP防水シート防水のいずれかが行われます。

ちなみにシート防水で使われるシートは液体状ではないため、複雑な形状のルーフバルコニーでは使えません。

トップコートの塗布

ルーフバルコニーの防水工維持では、トップコートの塗布も行われます。

トップコートには、防水層を紫外線・摩耗から守る役割があります。

5年・10年おきにトップコートの塗り替えを行うと、耐久性を維持できるでしょう。

トップコートには、次のような種類があります。

  • ポリエステル系…FRP防水の上に施される。摩耗に強い特徴がある
  • アクリルウレタン系…シート防水・ウレタン防水の上に施される。伸縮性があり重ね塗りに適している
  • フッ素系…ウレタン防水で施工される・フッ素系も伸縮性が高い

トップコートが劣化すると表面が色あせ、ひび割れ・剥がれも起こります。

定期的にメンテナンスすると防水層が長持ちし、修繕費も抑えられるでしょう。

塗装工事

ルーフバルコニーの手すり・鉄部には鉄部塗装工事が必要です。

鉄部のサビがある箇所は、サンドペーパー・やすりを使ってサビを落します。

下処理を丁寧に行うと、仕上がりが綺麗になり塗料の耐久性も高まるでしょう。

その後は錆び止めを塗り、中塗り・上塗りと塗装を重ねていきます。

ベランダの使用が制限される期間について

ベランダ・バルコニーの大規模修繕工事において、ベランダが使用できない期間は通常1〜2ヶ月程度が目安とされています。

ただし、建物の規模、損傷の程度、工事の内容、天候などの要因により、工事期間が前後する可能性があります。

工事の内容にもよりますが、正確な工事期間や完了予定日については、管理組合や工事業者から詳しい情報を得ることをおすすめします。

バルコニー・ベランダの区分|共用部分なのか専有部分

マンションには「共用部分」「専有部分」という区分があります。

専有部は壁・床・天井に囲まれている独立した居住空間のことで、隣の部屋に隣接した境目のコンクリートの表面から内側の部分を言います。

一方、共用部は専有部以外の全ての箇所を指します。

また共用部は、法律で定められた「法定共用部分」と管理規約で定められた「規約共用部分」の2つに分けられています。

法定共用部分(第1項)

法定共用部分とは、廊下や支柱、耐力壁、外壁、エレベーター室、駐車場などのように構造上の独立性と利用上の独立性を持たず、その性質上当然に共用部分とされる部分のことを指します。

規約共用部分(第2項)

規約共用部分とは、専有部分を規約により共有部分にする部分のことを指します。

例えば、専有部分である101号室や別棟にある付属の建物を集会室などを多目的広場や集会室に利用したい場合、規約で定めて区分所有者全員の利益のための共用部分とすることです。

それらによると、マンションのバルコニー・ベランダは、共用部分に該当します

プライベートなスペースだと思われがちですが、大規模修繕工事ではバルコニー・ベランダの工事も行われるでしょう。

マンションのバルコニー・ベランダを使用する際の注意点

バルコニー・ベランダには「専用使用権」が付いており、特定の区分所有者のみが使えます。

そのバルコニー・ベランダのある部屋の住人が、普段は専有部分と同じように使うことに問題はないでしょう。

しかしどのようにでも使える、ということではありません。

ベランダは災害時の避難経路となるため、避難の妨げになるような物の設置はできません。

また災害時以外でも、マンションの運営に支障が出るような使い方はできないので注意しましょう。

例えば「ベランダでタバコを吸って近隣住民に迷惑をかける」「排水口を詰まらせて雨水を溢れさせる」という事態は避けなければいけません。

また、マンションのデザインの統一性を保てなくなるので、バルコニー・ベランダを好みのデザインに改造することもできないでしょう。

さらに、ベランダに布団を干すことを禁止している場合もあります。

マンションバルコニー・ベランダの大規模修繕工事のまとめ

大規模修繕工事における、ベランダ・バルコニーの注意点は以下のとおりです。

  • バルコニーやベランダは共用部である
  • 大規模修繕の前にバルコニーやベランダの片付けが必要
  • 不用品の処分や片付けは自身で行う
  • どうしても片付けが難しい場合は施工業者や管理組合に相談する
  • 修繕工事には「荷物・植物の撤去」「洗濯物・物干し竿の撤去」「網戸の取り外し」などの準備が必要
  • 一時保管場所の確保が必要なケースもある
  • タイルやウッドデッキは室内に保管する
  • 保管場所がない場合はトランクルームや友人宅などを利用する
  • バルコニーやベランダ、ルーフバルコニーでは補修工事やシーリング工事、高圧洗浄などが行われる

大規模修繕工事では、さまざまな事前準備が必要です。

普段から整理整頓を行い、万が一の場合の保管場所を確保しておくことで、トラブルなく大規模修繕工事を迎えられるでしょう。

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  • 大規模修繕工事
  • 解体工事
  • 防水工事
  • 外壁塗装
  • 屋根工事
  • シーリング工事
  • 長尺シート工事
  • 下地補修工事
  • 足場工事
  • タイル工事
  • 洗浄工事
  • 電気、水道、外溝工事等

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