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防水工事で職人に必要な資格は防水施工技能士と建設業許可?工事の種類も紹介 - 住宅ノート
4 min

防水工事で職人に必要な資格は防水施工技能士と建設業許可?工事の種類も紹介

防水工事は建物の耐久性を保つために重要な作業です。そのため、施工には適切な知識と技術を持った専門家が不可欠であり、国家資格である「防水施工技能士」の取得が求められます。

この記事では、防水施工技能士の取得方法と工事の種類や手順について詳しく解説します。

どのような資格でどんな内容なのか、取得条件など詳しくチェックしてみてくださいね。

防水工事に必要な資格とは?

防水工事において必要とされる代表的な資格は「防水施工技能士」です。国が認定する専門資格であり、ウレタン、シート、アスファルトといった工法ごとに異なる区分が設けられています。資格を取得することで、専門的な知識と技術を持つ技能者であることが証明されます。

防水施工技能士とは?

防水施工技能士は、建築業界で働く職人が取得できる国家資格です。1級と2級に分かれており、1級は高度な技術を持つ技能者として認定され、2級は基礎的な技術を証明します。1級の取得には実務経験が必要であり、取得者は高度な技術者として現場で重宝されます。2級も基礎知識と技術を証明するため、資格取得で施工の幅が広がります。

防水施工技能士の取得条件

1級と2級で異なる条件が求められます。1級は7年以上の実務経験が必要で、2級は2年以上の経験が必要です。学校や専門養成施設で学ぶことで、実務経験の一部を免除できる場合もあります。資格取得には経験だけでなく、工法や材料に関する知識の習得が重要です。

1級と2級の違い

1級と2級では必要な経験年数と資格取得後の役割が異なります。1級の技能士は現場監督やチームリーダーとして、施工計画や品質管理、作業者への指導などを担当します。2級の技能士は基本的な施工を確実に行い、現場での作業に貢献します。両方の資格を持つことで、防水工事全体に対応できる幅広いスキルを証明できます。

防水施工技能士試験の内容について

試験は学科と実技で構成されます。学科では建築防水に関する基礎知識や法規が問われ、実技では実際の防水施工に関する作業が課題となります。学科試験はマークシート方式で出題され、実技試験では現場の状況を模した課題に取り組みます。合格には一定の点数を取得する必要があり、学科・実技とも合格基準に達することで資格が付与されます。

学科試験の内容

学科試験では、主に以下の内容が出題されます。

  • 建築防水の基礎知識:材料の特性や工法、施工手順など
  • 安全衛生:工事現場での安全対策や労働環境に関する知識
  • 関連法規:建設業法や労働安全衛生法、建築基準法など

実技試験の内容

実技試験では、各防水工法の施工技術を実際に披露します。受験者は防水層の塗布やシートの敷設、接合部の処理などを行い、作業の正確さや時間管理能力が審査されます。具体的な内容は工法ごとに異なり、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水などの各工法に対応した試験課題が用意されています。

防水施工技能士に向いている人は?

防水施工技能士は、建築防水の知識と技術を持ち、現場での作業に積極的に取り組む方に向いています。現場ではチームでの作業が多く、他の職人と協力しながら作業を進めるため、コミュニケーションスキルも重要です。高い集中力と正確性が求められます。

防水工事の種類を紹介

防水工事には建物の用途や状態に応じた工法があります。代表的な種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。

ウレタン防水の重要性

ウレタン防水は液状のウレタン樹脂を塗布して硬化させる工法です。複雑な形状でも継ぎ目のない防水層を形成でき、屋上やバルコニー、複雑な屋根形状に適しています。耐用年数は10~15年程度で、トップコートの塗り直しで耐久性を維持できます。

シート防水の特徴

シート防水は塩ビやゴム製のシートを貼り付けて防水する工法で、軽量で施工が容易です。屋上やベランダなどの平らな表面に適しており、10~15年の耐用年数があります。

塩ビシート防水の特徴

塩ビシート防水は塩化ビニル樹脂製のシートを使用する工法です。シート自体に耐久性があり、耐用年数は15年以上です。耐候性や耐薬品性に優れ、屋上やバルコニーでの使用に適しています。

ゴムシート防水の特徴

ゴムシート防水は合成ゴム製のシートを使用する工法で、柔軟性を持ち下地の動きに対応できます。屋根やベランダでの使用に適し、耐用年数は10~15年程度です。

FRP防水の特徴

FRP防水はガラス繊維とプラスチック樹脂を組み合わせた防水層を作る工法です。軽量で強度が高く、ベランダや屋上など歩行面の防水に適しています。硬化が速く、工期が短いのも特徴で、10年以上の耐用年数があります。

アスファルト防水の特徴

アスファルト防水は熱処理したアスファルトを基材に塗布し、繊維製のシートを組み合わせる工法です。耐用年数は20年以上と長く、大規模な建物の屋根や地下室の防水に向いています。

熱工法

熱工法はアスファルトを加熱し、液状にしたものを繊維製のシートと組み合わせて塗布する工法です。耐久性が高く、大規模な建物に適しています。

トーチ工法

トーチ工法はアスファルトを含むシートをガスバーナーで加熱して防水層を作る工法です。工期が短く、平らな屋根の防水に適しています。

常温工法

常温工法は加熱せずに常温でアスファルトを塗布する工法です。火気の使用が難しい場所での防水工事に適しています。

防水改修工事にかかる費用

防水改修工事にかかる費用は、防水工法と広さによって変わります。以下に一般的に言われている防水工事の相場を紹介します

シート防水

塩化ビニール樹脂を使ったシートはさまざまな下地に対応し、デザイン性が高いのが特徴です。費用の相場は1㎡あたり1㎡あたり4,000~6,000円/㎡(塩ビ) 3,000~5,000円/㎡(ゴム)が相場です。

FRP防水

ベランダや屋上のような歩行面に適しており、硬化が早く工期も短いのがメリットです。費用の相場は1㎡あたり5,000〜8,000円程度で、一般的には他の工法よりも高めの価格帯です。

ウレタン防水

液状の材料を使用するため、どのような形状にも施工が可能です。

費用は、1㎡あたり2,500〜7,000円が相場です。

FRP防水

ベランダや屋上のような歩行面に適しており、硬化が早く工期も短いのがメリットです。費用の相場は1㎡あたり5,000〜8,000円程度で、一般的には他の工法よりも高めの価格帯です。

アスファルト防水

新築時に多く施工される工法で、防水シートを液状のアスファルトで接着する方法です。アスファルトを常温で使う「常温工法」と、溶融窯で溶かした高温アスファルトを使用する「熱工法」があります。費用の相場は1㎡あたり5,500〜8,000円です。

防水工事の手順と流れ

防水工事は、計画的な手順に従って施工されます。以下に一般的な流れを示します。

防水工事の流れ1:洗浄・下地補修

まず、施工する表面の汚れやゴミを洗浄し、下地のひび割れや欠損部分を補修します。下地が平滑で清潔でないと防水層の接着が弱くなり、効果が半減します。

防水工事の流れ2:プライマー塗布

下地の表面にプライマーを塗布し、防水

材の接着を強化します。プライマーは防水材の種類に合わせて選定されます。

防水工事の流れ3:通気マットなどの取り付け

通気緩衝工法では、下地の湿気や空気を逃がすために通気マットを設置します。これにより、下地の水分で防水層が浮き上がるリスクを抑えられます。

防水工事の流れ4:ウレタン樹脂の施工

ウレタン防水の場合、液状のウレタン樹脂をローラーや刷毛で塗布し、均一な防水層を形成します。複数回に分けて重ね塗りし、厚みのある防水層を作ります。

防水工事の流れ5:トップコートの塗布

防水層の上にトップコートを塗布し、紫外線や風雨から防水層を守ります。トップコートは定期的に塗り直すことで、防水層の劣化を防ぐ重要な役割を果たします。

防水施工技能士の注意点

防水施工技能士の資格を持っていても注意すべき点があります。請け負う価格が500万円以上の場合、建設業の許可が必要です。特定建設業の場合は「特定建設業の許可」が必要であり、発注を直接請け負う際に4,000万円以上の下請契約を結ぶ場合も注意しましょう。

まとめ

防水工事には専門的な技術と知識が必要であり、国家資格である防水施工技能士の取得が推奨されます。資格を取得することで技術力を証明し、施工の幅を広げられます。また、工法の種類や手順を理解し、建物に最適な防水工事を行うことが重要です。これらのポイントを踏まえて、適切な防水工事を実施し、建物の耐久性を長期間維持しましょう。

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