カードローンの借入があっても住宅ローンの審査に通るの?

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結論、カードローンの借入があっても住宅ローンの審査は通ります。

ただし条件によっては通らないケースもあるため注意が必要です。

カードローンを利用していても住宅ローンの審査に通ったケース

カードローンを利用していても、返済能力が安定し信用情報に問題がない場合は、住宅ローンの審査にも十分通る可能性が高いです。

大事なポイントは、カードローンの借入額、返済状況、信用情報、収入、自己資金の額などが大事になってきます。

下記では、カードローン利用があっても住宅ローン審査に通りやすいケースを紹介します。

借入額が少なく、返済比率が低かった

カードローンの返済額が少ない場合は、住宅ローンの返済にも大きく影響がでません。

特に返済比率(年収からローンを返済する額の割合)が上がらないようにすることが大事です。

カードローンの返済額が少なければ、返済比率も上がりにくいため審査にも通りやすいですし、逆にカードローンの返済額が多く返済比率が上がってしまう場合は審査にも通りにくくなる可能性が上がります。

カードローンの返済をきちんと行っている

カードローンの利用があっても、返済の遅延や延滞の履歴が過去になく信用情報も問題がない場合、住宅ローンの審査も通りやすい状況が作れます。

返済が計画的で遅延や延滞がなければ、金融機関は評価しやすくなります。

高収入または安定した収入があった

安定した収入源や高収入の方の場合は、カードローンで多少の借入があったとしても、住宅ローン審査を通すことは十分に可能です。

こちらも返済比率のバランスによりますが、収入が高く金融機関の返済比率の範囲に収まる額であればカードローンの借入があったとしても審査への影響は少ないと言えます。

自己資金が多い

自己資金が多く、頭金を多く入れられる場合、カードローンの借入があったとしても住宅ローンの審査基準も緩和される可能性があります。

自己資金でカバーできている以上の借入などがあると審査も厳しくなるため返済比率なども参考に判断してみましょう。

信用スコアが高かった

信用スコアも金融機関にとっては大事な項目です。信用スコアは過去の借入の履歴で遅延がなくしっかり返済ができていたり、無理な借入をしていないなど借入に対して問題がなければ信用のスコアも上がっていきます。

多少のカードローンの借入があっても、信用スコアが高ければ住宅ローン審査も問題なく通る可能性が高まります。

低金利のカードローンを利用していた

低金利のカードローンを利用している場合は、ご本人の返済負担額が軽くなり住宅ローン審査への影響も少なくなります。

カードローンを利用していても住宅ローンの審査に通すポイント

カードローンを利用していて住宅ローンの審査に通したい!

と思っている方は、下記のようなポイントを押さえておくといいでしょう。

カードローンの利用残高を減らす

カードローンの利用残高が高いと、金融機関側から返済能力が低いと判断される場合があります。

特に年収に対する借入割合(返済比率)も大事になってきます。

返済比率は、一般的な目安として年収の25〜30%程度の返済額になるよう押さえておくといいと言われています。

年収が高ければ、ある程度借り入れが多くても審査に通ることもありますが、年収に対して借り入れ額が多い場合は特に注意しましょう。

理想は、カードローンの利用残高を極力減らしてから住宅ローンの審査を進めるといいでしょう。

また、住宅ローンの審査期間中〜審査が終わり契約が完了するまでの期間は、新しいカードローンやクレジットカードのリボ払いは控えるようにしましょう。

遅延や延滞を絶対にしない

カードローンの延滞履歴があると、金融機関側からの評価を下げます。

住宅ローン審査の前は、最低でも半年〜1年ほどは延滞履歴が残らないようにしましょう。

仮に延滞の履歴が半年〜1年以内にある場合は、時間をおいてから住宅ローンの審査を行うようにしましょう。

この期間は必ず延滞しないようにしましょう。

カードローンの解約を検討する

利用していないカードローンがあれば解約することも検討してください。

利用していなくても、借入可能額として計算されてしまいます。

カードローンの借入可能額を減らしておくことで審査にもプラスに働きます。

信用情報を確認する

信用情報機関(JICCなど)に自分の信用情報を開示請求して、問題がないか確認することもできます。

目的別の開示請求先はこれ

クレジット関連:日本信用情報機構(JICC)または、シー・アイ・シー(CIC)

消費者金融関連:日本信用情報機構(JICC)

銀行関連:全国銀行個人信用情報センター

上記のような機関がありますが、カードローンでしたら主にJICCでいいかと思います。

カードローン以外の住宅ローンの審査項目

カードローンと住宅ローン審査に関するよくある質問

カードローンの借金は住宅ローンの審査でバレる?

Q

カードローンの借金は住宅ローンの審査でバレますか?

A

住宅ローンの審査では必ず信用情報を照会され、借入状況や返済履歴などを確認します。そのためカードローンやクレジットカードなどの情報は全て把握されるため、ほぼバレてしまうでしょう。

カードローン完済直後の住宅ローンの審査への影響は?

Q

カードローン完済直後の住宅ローンの審査への影響は?

A

カードローンを完済した場合は、金融機関の評価はプラスになり審査に通りやすくなります。ただし、遅延や延滞歴は残るためそういった履歴が半年〜1年の間に残っている場合は評価を下げることだけ理解しておきましょう。

住宅ローンの審査でカードローンの申告漏れって大丈夫?

Q

住宅ローンの審査でカードローンの申告漏れって大丈夫?

A

住宅ローンの審査では借入している額はカードローンに限らず全て申告しないといけません。申告漏れがあったとしても信用情報などの照会で金融機関に把握はされますのでそれが審査に通らない内容であれば審査に落ちます。

住宅ローン審査管理人

住宅ローン審査管理人

住宅ローンの審査事情についてアンケートデータなどを元にリアルな情報を発信していきます。

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